痛みのゆきさき (名旅(なたび)が正義だったら)

 「名旅なたび、嫁欲しかったな」


郵日ゆうひ


その返事に目を見つめながら笑う


「俺たちは、友達だ、ずっと、

お前が心の底から嫌になったら、

ちゃんと、離れる。」

涙を流して、鼻水をたらして、

泣く彼の背中を痛くならないように、

2回、叩いて、笑えば、彼はもっと泣いた。

始芽 はじめ そらさんを、

助け、始芽さんの仲間たち、

俺たちの部下たち、そして、

罪が無い人々を本当の平和の中に、

生きて欲しいがため、

全ては、行 三果ゆく さんかが、

残した力を封印するために必要な力は、

生きながら封印すること。


今、封印の時、

始芽 はじめ そらさんは、

絶望した、この世界は、

ゆく 三果さんかの想像した世界で、

自分だけがだと言うことを、

最後の戦いは、名旅なたびの力を、

名旅が使い切るまで、

そして、名旅が使い切った瞬間に、

俺が前に出れば、

始芽さんは、俺に慎重に言った、

もうこれ以上は、おやめください、と、

敬語だ、名旅は自分にも語りかけてくれて、

嬉しそうだった、力で心を見れば、

喜びであった。


始芽さんが立っている場所に、

封印の丸が出て来た。


その丸の中に絵があった。

鶴を矢で射抜いていた。


俺たちは駆け出して、その丸の鶴の絵から、

魔法で、矢を消し、弓と矢を魔法で描く。


そして、名旅が詠唱する、

「夢を射止めて、探す未来」

次に、俺だ、

「探す未来は、今のあなただ。」


遠くとおくの未来のあなたよ、

この言葉よ、あなたへと届け、と願う、

どうか、幸せを掴めますように、

幸せをもう掴んでいるなら、

それに、願う、その幸せが永遠に、

そう永遠にー


「ー叶いますように」
















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短編作品 葉っぱ @kourogi1278

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