第34話 ヤンキー姉ちゃん (1)

《ガチャ! ガチャ!》


 俺は昨晩と今朝のこと……。従姉姉ちゃんは外泊……。何処にお泊まりをしたのだろうか? と思案をしながら、学園から帰宅の途に就いた。


 でも伯父さん家の玄関に到着したから俺は姉ちゃんのことを思案する行為を辞め。自分のポケットの中にある伯父さんの家の鍵を取り出し、使用して玄関の扉を開けようと試みる。


 ……あれ? 家の玄関の鍵が開いている?


 そう俺は家の鍵を開けたつもりだけれど。家の鍵がかかってしまった。


 となれば? 伯母さんが家の鍵をかけるのを忘れたのかな? と思って、俺は玄関の扉を開け、家の中へと入る。

 

「ただいま~」と伯母さんに告げながら玄関へと入れば俺はに自身の目を奪われてしまう。


 だって朝にはなかったはずの女子高生のローファーが玄関に雑に脱ぎ捨てられているから。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る