第32話 家族三人の夕食? (3)

 伯父さんは俺に満身の笑みを浮かべながら、椅子に早く座れと急かすように告げてきた。


 だから俺は従姉の姉ちゃんが学校からの帰宅の途が遅いのは塾か? 友達の家に寄って遊んでいるから帰宅の途が遅いのだと悟り。伯父さんや伯母さんも、姉ちゃんから帰宅が遅くなるのはちゃんと電話で聞いて了承を得ていることなのだろうから。本来、この家の者ではない俺が、これ以上姉ちゃんのことを心配したり、伯父さんや伯母さんへと尋ね、検索するのはよくないことだなと思い。

 姉ちゃんのことは、もうこれ以上俺は考えることは辞めて。


「うん、伯父さん、ありがとう。いただくね……」


 俺も満身の笑みを浮かべながら言葉を返して、椅子に座ると。俺は伯父さんさんから伯母さんへと視線を変え。


「伯母さん、俺なんかのためにごめんね」


 とお礼を告げ。その後は自分の両手を合わせ──。


「いただきます」


 俺は伯父さんと伯母さんへと感謝の気持ちを込めて言葉を告げる。


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