第30話 家族三人の夕食? (1)
《カチャ、カチャ》
《カキ、カキ、カキ……》
俺が二階の部屋……。俺はどうやら従姉の姉ちゃんの隣の部屋らしい。まあ、その部屋……。俺が伯父さん家の居候になるまでは倉庫として使われていた部屋で学校の宿題は済ませ。その後は予習、復習を一人コツコツとしていると。
「新ちゃん、ごはんよ~!」
伯母さんが一階の部屋から俺を呼ぶ声が聞こえてきた。
だから俺は「は~い」と声を返した。
でッ、その後は勉強をする行為を辞め。ノートの上にシャーペンを置けば俺はコタツのテーブルに手をかけ、立ち上がり、部屋の出入り口へと向かい。部屋の扉を開け──部屋の外へと向かう。
そして出れば今日から俺の住家となった部屋の扉を閉め──。階段に向け、踵を返すのだが。俺はふと従姉の姉ちゃんのことが気になり部屋を見詰めながら。姉ちゃん、帰るの、遅いな? と思い。
もう夜の八時になるけれど、姉ちゃんは大丈夫なのかな? とも思うのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます