第23話 お久し振りね~(1)

《ピンポーン!》


《ピンポーン! ピンポーン!》


 あれ、可笑しい? 誰もいないのかな……? と困惑する俺だ……。


 う~ん、確か伯母さんは専業主婦だから家にいるからと家のお袋さまは言っていたのだけれど……。もう直ぐ陽が暮れるのに伯父さん家の玄関のベルを押し、鳴らしても誰も出ない。全く反応がないや……と動揺をしながら、自分の脳内で嘆く俺……。


 でッ、その後は「あっ、ははは」と苦笑いを浮かべつつ、伯父さん家の玄関先で佇む俺は、さてさてどうするかな? と思案を始めだし。もう一度だけ伯父さんの家の玄関のベルを鳴らしてみるかな? もしかして伯母さんはお昼寝中かも知れないから? と俺は思えば再度伯父さん家の玄関のベルを「ピンポーン!」と鳴らし、反応を見てみる。


「…………」


 でもやはりこの通りで、伯父さんの家からは何も反応はない……。


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