第17話 俺は転校しなくて済みそう? (4)
俺は従姉の姉ちゃんのことを性的には見ない! 見ないと思う! 多分ね……? だって俺の姉ちゃんは幼い頃からとても純情な少女だった……。
そう、よくある青春ドラマやアニメ、マンガ等にでてくるワンシーンで、主人公が幼い頃に幼馴染や従姉妹等と一緒に入る入浴シーンと言う奴……。お互いが幼いながらもここで初めて、男女の身体の違いに気が付き、照れ恥ずかしくなるテンプレワンシーンなのだが。
俺の場合も姉ちゃんが恥じらいある乙女だったから、伯父さんや伯母さんが『お前等二人! 後がつかえているから、一緒に風呂に入れ。分かったな?』と告げてきても。
『うち、女の子だから。いくら新作が年下で弟みたいな感じだとしても。新作は男の子だから一緒にお風呂に入るのは恥ずかしいから。お父ちゃん、お母ちゃん。うちはいやじゃけぇ』
俺の姉ちゃんは真っ赤中をして俯き、手悪さしながらモジモジ……。自分の身体の方もクネクネと蛇のように動かしては恥ずかしがるような純情な乙女でね。俺が庇護欲が沸くような乙女だぞ!
そんな純情な姉ちゃんに対して俺が赤ずきんちゃんの狼さんには必ずならないから大丈夫だって! 親父さま心配するな! と胸を張って言いたい。
だって俺は強引に押し倒し、自分の物にするのならば、やはり久美ちゃん先生が一番! 彼女一筋! 俺は彼女のあの巨乳にパフパフされるのが当面の目標……。夢だから。従姉の姉ちゃんに対して卑猥、邪な目で見ることはあり得ない。
だから親父さま! 俺は何度も言うけれどお袋の言う通りで、姉ちゃんの件は大丈夫だ! ちゃんと従姉の姉ちゃんのことを実の姉として見ることが可能だと不満……。熱く決意をすれば。
「……あなた、新作と美奈子ちゃんは別に問題が起きても大丈夫じゃない? だって美奈子ちゃんは新作の許嫁で家の嫁だから。新作が美奈子ちゃん対して思春期の少年らしく悪戯行為をしても何の問題もないし。仮に美奈子ちゃんが妊娠してもお兄さんやお姉さんも怒らないわ。只私達が子供と変わらない孫ができるだけよ。うっ、ふふふ……」
えっ! 何、それ? と、俺が思うことをお袋さまは、親父さまへと妖艶に微笑みながら告げた。
だから俺は自分の脳内で、えぇ、ええええええっ! と絶叫交じり声を大にして叫び、自分の部屋で一人困惑、動揺を続けた。
◇◇◇
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