第11話 転校する? しない? (1)
(この物語はフィクションであり。実在の人物や団体等は一切関係ありません)
と俺が最初に説明をしたところで前回の物語の続きに移るけれど。
家の親父さまの煩いぐらいの「う~ん、う~ん」と言った呻り声が二階の俺の部屋まで聞こえてくるから。
俺は心の中で、親父、煩い! 邪魔だ! マジで少し、静かに呻ってくれよな! と不満に思いつつ。数学の方程式とか俺はマジでわからないから中学生の教科書をとりだしてきて問題を解いているとさぁ。
「どうするの、新作の件は、お父さん?」
家のお袋さまが俺のことで何かを親父に尋ねた。
だから俺はまた何だろうか? と思いつつ、二階の自分の部屋から両親の会話に聞く耳を立てる。
「う~ん、どうするかな?」
俺が二人の会話へと聞く耳を立てれば直ぐに家の親父さまの悩んだ声が聞こえてきた。
う~ん、何がどうするかだ?
俺は親父さまが漏らした言葉を聞き、思えば。
「母さん?」
今度は親父さまはお袋さまを呼んだ。
「……ん? 何?」
お袋さまも俺のことで何やら考えごとをしていたのかな? 親父さまの呼びかけに対して少しばかり間が開いて言葉を返した。
「あのさ、母さん……。儂は、最初は引っ越し先に新作を連れていくつもりでいた。そしてあいつの事を今の【えのかわ学園】ではなく、普通の私学の高校へと転校させるつもりでいた……。どうせ新作が入学した高校は、県内一のワースト高校……。未だにバイクでの通学迄許可を出している。カミナリ族が沢山いる、本当にどうしようもない、ぼんくら高校だから。新作の奴はもう少し大人しい生徒が多いい高校へと転校させれば良いとぐらいしか思っていなかった……。でも母さんの話しを聞いて儂は気が変わってしまったのだけれど。どうしたらいいだろうか、母さん?」
家の親父さまとお袋さまが俺のことで悩んでいたことはどうやら? 今俺が通っている【えのかわ学園】から他校へとチェンジ…ッて! えっ! うそ? マジか? と、言うか? 今家の親父さまが呟いた言葉って冗談だよな? と瞬時に思った。
だってさ、先ほど、家のお袋さまが、親父さまに説明をした通りでね。俺が確かに通っている学園は、本当に学園側の学校運営だけを目的した。生徒の親から寄付金と高い授業料だけもらえればいいって感じの運営をしている。生徒の偏差値の方はどうでもよろしい。県下一の不良、ヤンキーの巣窟高校だけれど。
俺には幼馴染で気の合う友人、大島と言う名の盾が存在しているから。この学園内にいる時ならば俺は苛め、パシリ、丁稚に遭うこともないハッピーな学園生活をエンジョイできる。
それに家の学園は市立だけれど一応は男女共学なので、男子生徒ばかりでなく、商業科もあるから女子生徒達もいるし。女子高のような家政科もあるので、女子のヤンキーの巣窟となっている危ない教室もあるから。この俺さまの目の保養になるぐらいのヤンキー姉ちゃん達……。
それもさ、女子高と変わらぬぐらいの高レベルな麗しいヤンキー姉ちゃん達も多々いる。
でッ、その姉ちゃん達ってさ、高校生のお嬢さんなのにさ、みんながヤンキー姉ちゃんばかりだから、全然恥じらいがない状態だから。自分達が着衣している白の開襟シャツを胸元まで大きく開けている上に、黒や赤、紫、ピンク等の、大人の魅惑的なブ〇ジャーを着衣しているのだ。
それも他人……。俺達男子生徒や先生達に見てくれと言わんばかりに、発育途中のオ〇パイをツンと張り──。肩で風を切り、鬼のような厚化粧をしてノシノシと歩いているのだ。
だから俺自身も教室からの体育の授業のグランド移動や体育館移動……。その他特別教室への移動時の最中に、ヤンキー姉ちゃん達とのすれ違いざまに自分の目の保養にと胸の谷間や白の開襟シャツから透けて見える妖艶なブ〇ジャーをジト目だと直ぐにばれて、
それに【えのかわ学園】には、俺の愛しい
そう、久美ちゃん先生は、俺が勉強に熱心だからと、いつも頭を優しく撫で良い子~! 好い子~! 山本君は本当に素直で可愛いわね~! と褒め称えながら労ってくれるのだが。
そんな久美ちゃん先生の容姿は先ほども少しばかり説明をしたけれど。映画ハ〇テーン〇ギでマ〇チと共演した武〇久美子似の可愛い先生でね~。彼女の持つ二つの膨らみも~! 武〇久美子似の大きさのオ〇パイちゃんをボヨ~ン! と所持している、無茶苦茶艶っぽく美人なぁ~、久美ちゃん先生がいるからなぁ~。俺は転校したくねぇ~。このまま、久美先生と仲良くなり、ゴールインまでして。俺が大学卒業後に就職すれば久美ちゃん先生へと結婚の申し込み……。俺の嫁さんになってもらうつもりだから。
俺は絶対に引っ越し、転校等して、今のこの素晴らしい環境を変えたくはない
だから、この家は家の両親の持ち家だから、この家を売却しないのならば、俺をこの家に一人で置いて、親父とお袋の二人だけで会社の移転先の工業団地付近へと引っ越して、二人は新婚気分を味わえばいいのにと思う。
でも俺が未成年者だから、そう言う訳にはいかないだろうなぁ?
だから俺が二階の自分の部屋で、「はぁ~」と大きな嘆息を漏らせば。
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