第5話 俺の先生は? (2)
だから俺は二階の自分の部屋であのなぁ、余り思春期である自分の息子を揶揄わないで欲しいなぁ、と思えば。
「そうか、そうか、新作の動機は不純だけれど。美人の先生のために大学を行くのも悪くはない。またその為に受験勉強するのは良い事だ! 本当に偉いぞ! そして父さんは嬉しい! それも涙がでるくらい嬉しいぞ!」
家の親父さまは俺と一緒で男だから、自分の気に入った威勢の為に受験勉強をするのは悪くはないと告げる。
「母さん?」
「何、お父さん?」
「新作が恋をした美人の担任の先生って、どんな感じのお嬢さんなのだ?」
今度は家の親父さま、俺の久美ちゃん先生のこと……。彼女の容姿のことを家のお袋さまに尋ねた。
「う~ん、そうね……。新作の担任の先生ってどんな感じの女性かしら……。う~ん、そうね……?」
家の親父さまの問いかけに対してお袋さまは考える人になり呻ると。
「芸能人で言ったら武〇久美子さんに似た美人さんよ。新作の担任の先生は……」と説明をした。
「それは本当か?」
家の親父さまはお袋さまの言葉を聞き、驚愕した。
「えぇ、本当よ」
自分の両目から、目が出るほど驚いている親父さまにお袋さまは嘘偽り無く本当のことだと告げた。
「も、もしかして、新作の担任の先生は身体……。スタイルの方も武〇久美子似のボン・キュ・ボンなのか?」
家の親父さまは、今度は自分の両手を使い、ボン・キュ・ボンとジェスチャーしながら尋ねたみたいだ。
「うん、そうね……。私、新作の担任の先生のタイトスカートのスーツ姿を見たことがあるけれど。大変に身体のメリハリがある魅惑的な容姿を持つ先生だったわね……」
親父さまに久美ちゃん先生のことを尋ねられたお袋さまはまた考える人になりながら、俺の参観日で見た先生の容姿を思い出しつつ、親父さまへと説明をした。
「そ、そうか、いいな、新作はぁ! 俺も学生の頃に、そんな美人で魅惑的な先生から授業を受けてみたかったな。あっ、ははは」
家の親父さまは、自分が若い頃……。あぁ~、高校生の、青春時代に久美ちゃん先生のような担任を持ち、授業を受けてみたかったのだと、お袋さん、お袋さんよぉ~、に告げるものだから。
「お父さん?」
「……ん? 何、母さん?」
「お父さんはもしかして私の容姿やスタイルに対して不満がある訳?」
家の親父さまが俺の担任の久美ちゃん先生のことを絶賛……。彼女の生徒をしている俺に対して羨望の眼差しを向けるものだから、家のお袋さまは憤怒……。自分の容姿に魅力は無いのか? と尋ね始めた。
(お願い)
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