第2話 浪人生時代
一浪目
現役時代に地元国立大学を落ち、宅浪を選択。参考書は使い込みましたが、成績は上がりませんでした。
朝から晩まで勉強をし、たまに息抜きをしてました。散歩したり、音楽を聴いたり。しかし、模試の結果は良いものではありませんでした。
次第に不安になるのです。また不合格だったらどうしよう……、とか。メンタルが徐々に弱っていきました。
インターネット上の参考書レビューや難関大学の体験記を読むと少しは心が落ち着きましたが、やはり、模試の結果が現実です。それ以上でも以下でもない。A判定が取れないまま、ずるずると秋になりました。
「このままではいけない!」
私は学習塾に二科目だけ(英語、国語)授業を受けに行きました。大学の学費として貯めておいたアルバイトのお金を切り崩し、センター試験直前まで通いました。
今思うと失敗したと感じます。なぜならそこはフランチャイズの学習塾で一般的な授業であり、質問等も制限されていたからです。疑問点を解消できないまま、結局、無駄金になってしまいました。
受験生の皆さん、自身の通う学習塾や予備校は良いと感じますか? 「良い」というのは、講師が時に厳しく指導して理解を深めさせてくれる、スタッフによる生徒への学習の支援の取り組み方などです。
良い予備校などは、まず、講師が充実しています。講義構成を考えています。良い講師に出会うと点数が劇的に伸びます。
少しフライングしましたが、MARCH(の内ひとつの大学)からの合格通知書が届いた時にそう感じたのです。
話しを元に戻します。
冬まで、センター試験直前まで学習塾に通った私でしたが、結局、地元国立大学には受かりませんでした。
二浪目
現役、一浪目、二浪目、と三度目の正直。見方を変えれば、二度あることは三度ある。
二浪目の結果は
・地元国立大学→不合格
・MARCH→内ひとつの大学に合格
・いわゆる日東駒専を受験→内ひとつの大学に合格
地元国立大学には合格できませんでしたが、MARCH(内ひとつの大学)には合格できました。
現役、一浪目と何が悪かったのかと反省し、改善に努めました。
フランチャイズの学習塾はきっぱりとやめ、地元の定評のある予備校に英語と現代文、古典だけ講義を受けに行きました。
初めて講義を受けた時、感動しました。センター試験対策の講義を中心に受けていましたが、ぜんっぜん違う。センター試験の中核を鮮やかに展開してくださいました。それだけではなく、躓きやすいところは丁寧に解説してくれます。
参考書もフランチャイズの学習塾もダメだった私にはピッタリでした。
質問も講義後に受け付けてくれました。
点数が劇的に伸びました。成績が安定し始めると、メンタルの方も安定し始めました。
しかし、模試の総合判定はよくありませんでした。数学が足を引っ張ったのです。最高でB判定です。
数学も講義を取れば良かったかなと、その点後悔しています。
センター試験直前までその予備校に通い、いよいよセンター試験。
一日目
文系科目
確か最初は地理か倫理のどちらかだったかと思います。地歴公民が終わると国語、英語(リスニング含む)。
地理、倫理、難化してました。国語も少し難化してましたが、現代文の点数はしっかり取れました。古文が驚くほど低い点数で漢文がまあまあでした。
英語、リスニングと難易度変わらずですが、点数はいまいちでしたね。
二日目
理系科目
まず数学からだった記憶があります。こちら、前述したとおり、ダメダメでした。もう諦めていました。
理科科目、地学を受けたのですが、一番点数が良かったです。予備校で地学は受けてないのですが、易化したことで点数は9割超えました。
地学は教科書+参考書です。
無事?センター試験を終えたわけですが、解答速報で答え合わせをして、翌日のセンター判定に総合点数を提出しました。
実は、地元国立大学の志望学部はC判定でしたが、別の学部はB判定だったのです。しかし私は、その学部に興味が無く、志望学部に出願しました。もちろん、落ちました。
二次試験は当時その学部にはありませんでした。今はどうか分かりません。
つまり、センター試験がすべてだったのです。
国立大学ですから苦手科目がひとつでもあると、不合格になりやすいです。
逆に得意科目があれば有名私大は合格できます。
ポイントはここですよね。確か予備校も国立大学コースと私大コースに分かれていたはずです。
私のセンター試験の結果を見ると良い科目と悪い科目に二分されていました。私はそれをプラスに捉え、この点数ならMARCHに受かるかも、と考えました。
得意科目で勝負した結果、私はMARCH(内ひとつの大学)に合格できました。
いろいろと書いてきましたが、流れはこんな感じです。
合格後ですが、周りの私を見る目が変わりました。その点、嬉しかったです。しかし戦略が間違っていなければバカでも合格できる可能性はあります。
次回は「戦略」について書いていきたいと思います。
続く
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