死にたい主人公と、殺したくない殺人鬼

※読み合い企画からのレビューです

「自分を殺してくれ」と頼む女性と、無辜の人間を殺したばかりの男性との会話のみで綴られる本作品は、それでもありありと情景が浮かぶ内容となっている
主人公は、何故死にたいのか
男は何故、人を殺したのか
そういった部分を削ぎ落とすことで、作品のテーマをより際立たせているように思う
サクッと読める短編なので、是非読んでみるといいだろう