第4話 送るか

 さてあの後今までの俺が作った作品を着せてみたが、どれも似合っていた。素晴らしい。


 ちなみにだがいま俺は外にいる。そして近くに佐藤がいる。

 なんでか?って俺もわからねぇよ。なんか気づいたら親が勝手に送っていけって言ったんだよ。


「今日はありがとうございました。」


「あぁ、こちらこそ俺の作品を試しに来てくれたあと、改善案を出してくれてありがとう」

 本当に、佐藤さんの改善案、めっちゃ参考になる。


「いえいえ、このくらい大丈夫ですよ」


「おう、優しいね」


「そうですか、、、?あんまり言われないのですけど」

 それはそうだ。だって佐藤さんは学校でよく氷のお姫様と呼ばれているぐらいだもんな。会話がめちゃくちゃ冷たいのに、こんな会話している様子を他のクラスメイトに見せたら驚くだろうな。


「では、ここまでで大丈夫です」

「あぁ、気をつけてな」



 <side 佐藤 結衣>


「あ、お嬢様お待ちしておりました」

 今会っている方は使用人の司さんです。主に送り迎えを担当しているかたですね、


「待たせてすいません。ちなみにですがお父様はどんな感じですか?」


「ものすごく心配されていましたよ」

 意外ですね、怒っているのかと思っていました、


「そうですか」


 そして神谷さんが作成した服を司さんに渡しました。

「おや、この紙袋はなんでしょう?」


「知り合いの方に頂いた服ですね」


「わかりました。大事に保管しておきます」


ーーー

佐藤結衣のプロフィール

年齢: 17際

性別: 女性


ちなみに良家のお嬢様というのが今の会話から伺うことができる。

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