第2話 スマイリングシステムの破壊

翌朝、街は異様な状態になっていた。人々の顔がスマイルマークに変わり始めたのだ。しかし、誰もそれを不思議だとは思っていない。むしろ、住民たちは「これが本当の幸せだ」と言い始める。


アオイは違和感を覚えつつも、唯一スマイルマーク化していない友人タクヤと連絡を取る。

「これ、システムエラーじゃない?ただのプログラムじゃなくて、生きてるみたいだ。」

「生きてるってどういうこと?」

「スマイルマーク自体が自己増殖を始めて、感情そのものを乗っ取ってるように見える。」

「なわけないだろ」

もちろん、そもそも概念であるスマイルマークが増殖するなんて、あり得ないに決まっていた。そう考えると誰かがやっているようにしか見えなかった。

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