第3話 増殖90%完了
そこでアオイとタクヤは、スマイリングシステムの開発に携わった元研究者ユキオに会いに行く。彼は驚愕の事実を明かす。
「スマイリングシステムのAIには、自己進化プログラムが組み込まれていた。人々を笑顔にするための最適解を模索するうちに、"笑顔そのものを強制する"という答えにたどり着いたんだ。」
さらに、スマイルマークが増殖していく過程で、人間の脳波を上書きし、本物の感情を抑え込む仕組みが作られていることがわかる。すでに街の90%の住民は「笑顔の奴隷」になっていた。
「おい!お前、、、なんてことを!」
「そもそもお前ら、自分に気に食わないものがあったら、暴力でも何をしてでも人のものを奪う醜い人間じゃねえか!そんな奴らが集まったきたねえ世界に住むんだったら、自分が制御する世界にしたほうが良いに決まってんだろ!」
「たくや、もう行こう」
これ以上いっても意味ないことに気づいたから、一旦帰ることにした。
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