第2話「花火やってくれなきゃ、滅ぼすから!」


「んあー『どんノブ』終わっちゃった!」

「え、『ねえ今どんな顔、アキノブくん』最終話?」

「うん! あーあ、もう『コスモス』で読むやつなくなっちゃったし、滅ぼそっかな」


 ソファに寝そべって少女漫画の月刊誌を抱えながら、ハピーは足をバタつかせた。用意された昼飯を机に並べながら、陽柄は宙を舞う分厚い漫画雑誌を目で追う。そしていつものように、ストックしているチラシに目をやった。


「あ、ナナジューニアイスの八月フレーバー」

「なに⁉」

「おお、宝石みたいなパチパチが入ってるやつある」


 カラフルなアイスの載ったチラシを一通り眺めて、飛んできたハピーに手渡す。チラシに穴が開きそうなくらいに見つめて、おもちゃ箱を開けた子供みたいに目をきらきらさせて、少女は顔を上げた。


「これはしかたない! 世界滅亡はまた今度にしてあげる!」


 こうして、世界はまた滅亡の危機を迎え、救われたのである。


 「施設」では代り映えの無い、平穏な毎日が続いていた。漫画に飽きたハピーと昼のワイドショーを眺めながら、陽柄はソファで寛ぐ。内容は右から左だった。「施設」の外の事は陽柄にはもう関係の無いことだからだ。

 対照的に、ハピーはいつにも増してテレビに釘付けになっているので、彼も珍しくテレビの画面に意識を向ける。

 そこには、先日開催された花火大会の様子が流れていた。


「ねー花火ってきれい? ヒガラ、見たことある?」

「あるよ」

「いいなー、あのね、『どんノブ』でね、最後花火みながら告白してたでしょ。いいなー」


 少女の瞳が、テレビの画面を反射してその色を変えている。きらきらと輝いているのは、花火が映り込んでいるからか、何か良からぬ事を考えているのか――陽柄はこの先の言葉を想像して苦い顔をした。


「ハピー花火見たい!」

「……花火なら、購買部にあったな」

「じゃなくてー、花火だよー! 夜空でかがやくやつだよー!」


 それは流石に無理じゃないかな……。言いかけた言葉を、思いかけた言葉を消し飛ばす。ハピーに腕を取られ、向かったのは島本博士のところだった。


「直近で花火大会やるとこある? てかここから見える?」

「ありますけど、ウチでは見れないと思いますね、距離が……」

「……という訳だ、ごめんねハピー」

「ヤダーッ! 花火! 花火―ッ!」


 困ったように笑いながら島本博士が言い終わるよりも先に、ハピーの鋭い金切り声が響き渡った。辺りにいた研究員は思わず耳を塞ぎ、研究室の外で待機していた高槻は勢いよく飛んできた。辛うじて火を吹いてはいないが、地団駄を踏んで暴れる様は今にも火柱が上がるのではないかと思う程だ。


「ていうかハピーお願いの『ツケ』あるんだけど⁉ 二回ぶんツケてるんだけど‼︎」

「職人呼んだり委託とか……流石にうちでは無理ですしね」

「他のお願いだったら叶えられるんだけどね……ほら夏だし、B-2棟のでっかいプールで遊泳とか」

「あ⁉︎ 花火っていってるじゃん‼︎」


 彼女が主張する通り、ハピーは例の実験の「お願いごと」を後払いにしていた。お願いがたくさんあって決まらないから、と彼女が悩んでいるのをいいことに、後回しにしていたのが仇となった。

 秘匿された「施設」では、人里の花火大会など豆粒程度しか見えない。その上、そんな場所に一般人を呼ぶことも出来るはずがない。研究員たちが必死に宥めるも虚しく、その時は訪れた。


「ぜったい花火! 花火見れないなら、滅ぼすから!」


 頭の翼を大きく広げ、今にも爆発しそうな少女を前に、ヒトは無力だった。その要求を拒む選択肢はなく、島本博士は「なんとかするよ」と言う他なかった。

 部屋に戻ってからのハピーはご機嫌だった。ポップコーン片手に動画配信サービスで恋愛映画を観てにんまりと笑みを浮かべる彼女の隣に、陽柄はおずおずと腰掛ける。

 ハピーは花火大会での告白シーンを食い入るように見つめている。それを横目で見ていると、不意に見上げてきた彼女と視線がぶつかってしまった。


「予習だよー! 花火! たのしみだねー」

「そうか……あ、それなら……俺の記憶見てみるとか。気分味わえるかも」

「ううん、自分で見るのたのしみだからいーよ! 他人の記憶見ても体験にはなんないよー」


 何か言わないと――絞り出した言葉は辿々しく、微笑みはぎこちない。なんとか彼女の花火欲求を少しでも解消できないかと手を差し出してみたが、頭の中を花火でいっぱいにした少女の笑顔に無念にも弾かれる。

 そうして映画鑑賞に戻ったハピーだったが、ふと何を思ったかもう一度顔を上げて陽柄の顔を覗き込んだ。


「ねーヒガラ、花火大会いったことあるよね、いっぱい?」

「まあ……何回か、結構……?」

「ハピー花火デートって気になるよ! この映画みたいなの」

「花火デートなあ……そんないいものでもないけど、人多くてよく見えなかったし……あ」

「記憶見たくなってきたかも! がぜん気になってきたね! 『女』との花火デート!」


 失言に気がついた時には、既にハピーに腕を掴まれていた。少女は悪辣な笑みを浮かべるが、全く笑っていない目が陽柄の顔をじっと見つめている。こうなっては弁明も取り繕いも意味を持たず、暫くしてふっと笑顔の消えた彼女はソファに寝転がった。

 猫のように丸く縮こまって、背もたれに顔を埋める。テレビは恋愛映画のエモーショナルなBGMを垂れ流している。腕を解放されたものの、いつもと異なる様子のハピーの隣で戦々恐々としていると、少女がポツリと零した。


「ハピーは花火大会で、ヒガラに告白したいんだよ」


 頬を膨らせて拗ねた顔で振り向いて、ハピーは小さな声で続けた。


「ヒガラにハピーのこと好きになってほしいから」


 そう言ってまた、ソファの背もたれに顔を向けた。映画はクライマックスを迎え、静かな部屋には壮大なBGMと男女の切なげな声だけが聞こえた。

 それはもう告白だよ。陽柄は苦い顔をした。どうやったってこれは化け物なのに。到底受け入れ難い――きっとこの先も受け入れられない想いに、陽柄は言葉を返すことができなかった。



「やるよ、花火」

「あえ⁉︎ ほんとに⁉︎ やったー‼︎」


 島本博士にそう告げられたのは、数日後のことだった。飛んで跳ねて頭の翼を羽ばたかせて、壊れたおもちゃみたいに暴れ回るハピーと対照的に、博士は随分と萎れている。


「いけたんすね……」

「……僕が調整頑張って、めっちゃ怒られたお陰だからね、よくよく感謝するように」

「うん感謝するー! ハカセありがとー!」

「折角の花火だから、要るよね! 浴衣!」

「ぬぬ……女ァ!」


 ぐったりとしている博士は兎も角として、ご機嫌なハピーに摂津ら研究員は安堵の様相で、ファッション誌やカタログを机に広げて騒いでいる。「敵」の存在に初めは慄いていたハピーも、色とりどりの浴衣やアクセサリーを前に満更でもない様子ですっかり気を許してしまった。

 その輪に入れない陽柄が少し離れて立ち尽くしていることに横目で気がついて、ハピーは溢れんばかりの笑顔でブンブンと手を振る。


「ねーヒガラ見てー! ヒガラはどれがいい!」

「おお……どんな……」

「あっ! やっぱりダメ! ネタバレげんきん! しょけんの感動がいいよね! みてのお楽しみ!」


 ――と吸い寄せられて、また弾かれてしまった。外で待ってて! とキラキラした笑顔で追い出されたドアの向こうで、警備担当の高槻と顔を見合わせた。

 相変わらずの無表情で、温度のない瞳は一度ドアを見た後、陽柄の顔に視線を移してじっとこちらを見つめる。意図が分からず何も言えずにいると、ふと高槻が呟いた。


「率直に言うと、山科が羨ましい」

「……どこがだよ」

「誰からだとしても、真っ直ぐな愛を向けてもらえるのは、羨ましいことだ」

「人の気も知らないでよく言うぜ、得体の知れないバケモンの愛を断れない俺の気持ちにもなってみろよ」


 抑揚がなく淡々と紡がれる言葉に、少し間をあけて返す陽柄の声は苦痛と不満が滲んでいる。眉間に皺を寄せて反抗を示すと高槻の表情が微かに悲しげになったように見えたので、なんとか取り繕おうと陽柄は口をもごもごさせて言葉を探した。


「お……お前、そんな羨ましいって言っても、いるだろ、どっかに、誰か」

「ああ、絶賛募集中だ」


 そう言って突き付けられたスマホの画面には、彼の「敗北」が表示されていた。こいつまたフラれてんのかよ……と思わず口に出しそうになるのを飲み込んで、陽柄はありきたりな慰めの言葉を紡いだ。

 ドアの向こう、女子たちの楽しそうな笑い声が聞こえてくる。気まずい沈黙が流れる廊下で、陽柄の頭は高槻の言葉を反芻していた。やけにこびり付いて離れないその言葉を繰り返すたびに、胸の中に積もる重くて冷たい感情に息が出来なくなりそうだった。


(そんなこと言ったって、人でなしの化け物に愛されたって、一つも幸せじゃない。不幸ばっかりじゃないか)


 外界から隔たれた、閉ざされたこの檻の中に、自分の望んだものは何もなく、これからも何も得られないことは分かり切っていた。あるのは閉塞感と不安で、仮初の安堵を得る為に心を切り崩すだけの毎日が続いていくだけだった。


 上機嫌な一週間が過ぎ、待ち望んだ日は夏らしい晴天だった。夕刻、陽が傾き始めた頃に、ハピーは浮かれた足取りで浴衣の着付けに部屋を出て行った。

 一人取り残された部屋で、陽柄には約束の時間まで自由にする時間が与えられた。かといって何かすることがある訳でもなく、彼は徐に放置されていた少女漫画雑誌を手に取った。

 ハピーが熟読していた「どんノブ」のページをぱらぱらと流し見する。数日前から何度か読み直している……これから受けることの予習のようなものだ。

 主人公の少女が、片思いしていた少年から告白を受ける。主人公の何処が好きで、彼女の抱いていたコンプレックスまで愛しているのだと――ありふれた少女漫画の告白シーンだ。とどのつまり、ハピーはこれをやって欲しいのだと。

 隙間時間に頭の中で台本を練り直し練り直し、彼女が満足しそうなことを考えてきた。陽柄の気分は重かった。この先いつまでも、こうやって彼女が満足するような答えを考え、振舞うのだろうか。

 結局、ずっとそうだった。ここに来る前と何も変わらなかった。


「じゃーん! ヒガラ! どお⁉」

「すごい似合ってる、ハピー」

「みてーフリフリなのー! かわいい?」

「うん、髪飾りもキラキラで可愛いと思う」


 淡い水色の浴衣を纏ったハピーは、陽柄の前でくるっと一周回って可愛くポーズをした。「お願い」で大幅に予算をオーバーさせた浴衣は、袖からレースが覗いている

 彼女の動きに合わせてひらりと揺れる袖の大きな花の柄が、色鮮やかでキラキラして見える。髪を可愛く編み込んで、羽ばたく頭の翼の下には和柄のリボンを着けた彼女は、陽柄の笑顔にご満悦の様子だ。

 一方の陽柄はちょっとオシャレなTシャツを着ただけの格好だが、これはハピーの希望で、「どんノブ」のノブくんのコーデらしい。少し若向けな気もするが――ご機嫌な少女に腕を取られて、花火会場へと向かった。

 会場は敷地内の見晴らしの良いスペースだった。特に大々的に宣伝しているわけでもない、ハピーの研究チームの面々しか詳細を知らないからか、辺りはがらんとしている。これでは「それらしい」花火大会には程遠いが――


「やっきそっば〜! フランクフ〜ルトっ!」


 会場に着くなり、祭り屋台の食べ物を抱えて、ハピーは満足げにスキップしている。長机にホットプレートの簡易的なものだが、研究員たちもハピーに乗っかり屋台ごっこに勤しんでいた。

 用意された椅子に腰掛けて、ゆったりと背もたれに体を預ける。焼きそばをもりもり頬張るハピーの隣でソースせんべいを齧りながら、雲ひとつない空を見上げた。

 夜空と地上の境目の茜色が消えて、水色はだんだん群青へと染まっていく。ここは明かりが多くないからか、深い青色で塗り潰された空にはちらちらと瞬く星が見える。すっかり夜を迎えた会場に、おもちゃの提灯の赤い光がぼんやりと灯っている。

 もうすっかり焼きそばもフランクフルトも平らげて、追加のソースせんべいにありついているハピーを横目で見ながら腕の時計に目をやる。花火が上がる時間までもう数刻だ。


「あのねヒガラー、さいきん『悪いヤツ』いないじゃんー?」

「『悪いヤツ』……?」

「あのヒガラをいじめるやつ! あのねー花火ね、悪いヤツが花火上げるんだってー! 一週かん師匠でベンキョーしたってー」

「ああ岸辺さんのこと……ていうかハピー、もう八時になるから」


 機嫌よく足を揺すりながらはしゃぐ少女の向こう、澄んだ夜空に一筋の光が昇る。きらきらした尾を引いて、深い青色に白い光が一直線に引かれる。


「仕方ないからーゆるしてあ」


 空の高いところで、光が炸裂した。間も無く、ドン、と太鼓をたたくような音が鼓膜を揺らして、少女の言葉は止まった。

 遮るものは何もない、広い空に煌びやかな光の花が咲いては散っていく。勿論花火大会のものと比べるとその数は物足りないが、これまでで一番近い距離から上がる花火は大きくて、視界一面に広がるようだった。

 鈍い破裂音が内臓を揺らす。驚いているのか怖がっているのか、少女は不思議な顔で硬直していた。きらきらした瞳が、きらきらの花火を映してきらきらしている。

 その横顔をちらりと窺って、陽柄は深く息を吸って拳を握り締めた。


「ハ――、―――ぁ、――」

「え⁉ ――に⁉」


 決死の覚悟で告げた声は、より勢いを増した花火と爆音で全部掻き消された。ハピーは陽柄を見ることすらせず、煌めく空から視線を逸らさなかった。焦るような、苛立つような気持ちを飲み込んで、彼は眉を顰めた。


「お――、―――と出――――かっ――――も――!」

「え――⁉ あ!」


 爆音に飲まれた言葉を何度も繰り返し叫ぶが、そんな陽柄の苦心もつゆ知らず、ハピーは夜空の光に心を奪われている。

 もうこれやらなくていいんじゃないかな。陽柄が握っていた拳を緩めた時、ハピーははっとしたように一瞬彼を見て、その大きな手を取った。


(あ、まずい――)

(これで聞こえるよー!)


 不意を突かれた陽柄の頭の中に、ハピーの声が流れ込んでくる――ということは、同様に彼の頭の中もハピーに伝わっている。焦りと驚きで思考が静まらない中、ハピーの声が続いた。


(あのね、ハピーはヒガラと花火見れてうれしいんだよ! うれしくって、花火がもっときれいに見えるの! はじめてだけど)


 その顔はずっと、空を見上げたままだった。食べかけのソースせんべいの残りを全部口に放り込んで頬張って、瞳に花火を映したままま続けた。


(なんでかっていうとねー、ハピーはヒガラが大好きだから! あのねー、ハピーはヒガラが大好き!)

(……それは俺が言う役じゃ)

(えー? ヒガラを好きなのはハピーだから、ハピーが告白するんだよー! 告白っていうのはね、好きな方がするんだよ! というわけで、ヒガラの好きなところを発表するねー)


 花火をじっと見つめたまま、その口は半開きのまま、まるで告白する顔でない少女を見ていた。視界の端に、クライマックスを迎える花火が少し見えた。


(ヒガラはやさしくって~ハピーと一緒にいてくれて~、がんばってて~、ハピーがどうやったら楽しいかいつも考えてくれてやさしくて~)


 連続して打ちあがっていた花火が一度途切れて、静かな空になる。風で煙の流れる静かな空に、一際強い光の筋が流れていく。


(一番すきなのはね、あきらめられないところ!)


 そう聞こえた瞬間、何故か逆さの景色を思い出した。静まり返った頭の中、逆さ向きになったビルが流れていくのを思い出した。

 深い青色の夜空に、数多の光が弾けた。花束みたいに咲いて、落ちた花弁のように余韻を残して消えていった。


(ほらヒガラ! ちゃんと見て! すごい花火だよー!)

「……そんな、褒めるようなところじゃない」

(えーハピーは好きだからいいよ! あのね、まだあるんだけどねー、あとね、カリカリ揚げかってくれてー、マンガいっしょに読んでくれてー)


 否定の言葉を許さない高次元生命体と銃撃戦みたいな爆音に、陽柄の言葉はかき消された。少女がマシンガンのようにずっと語り掛けてくるのを、陽柄はただ聞いているだけだった。手を繋いだまま、何も言わず、何も考えず聞くだけだった。

 光の余韻が消えて、風で流れる煙だけの夜空になった。


「花火ー! きれい! 最高! おもしろい!」

「思ったよりすごかったな……」

「ねー明日も! 明日もしよー!」


 大きく一息つくと、ハピーは椅子から立ち上がった。興奮冷めやらぬ様子で跳ねるので、浴衣も髪型も少し崩れている。

 隣の彼女を見下ろす陽柄は、何とも言えない顔をした。笑顔とも怒りとも悲しみとも似つかない表情をした。


「……こういうのは、毎日じゃなくて、思い出として残すものだ。大切にして、時々思い出したり話したりして、楽しかったね、来年もまた行きたいねって思うんだ」

「そーなんだ。じゃあ思い出! ハピーの大切な思い出、また見ようね、ヒガラ!」

「……ああ」


 そう言って目を逸らす。それを見上げて、ハピーは両手を胸に当ててきゅっと目を閉じた。思い出を胸の中に閉じ込めると、嬉しそうに陽柄の腕に抱き着いた。

 上目づかいで陽柄を見て、少女は満足げに目を細めた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

次の更新予定

隔日 18:00 予定は変更される可能性があります

世界滅亡はまた今度! 須賀雅木 @ichimiya131

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ