第三章 フェニックス その1

 城塞都市メルンの城壁の外。その近くにある墓地で新たに見つかったダンジョンを攻略することが、カナタの日課になっていた。

 彼が思った通り、やはりこのダンジョンはかつてカナタがゲーム内で何度も攻略したマップそのままのダンジョンであった。落ちているアイテムなども同じであり、しかもそのアイテムはどういうわけかリポップするのである。

「ゲームならわかるけど、この原理はどういうことなんだろうな」

 魔物のリポップは地下から湧いてくる魔力によるものだとレジーナから聞いた。しかし、このアイテムだけは理解できない。まぁ、「不思議な力が働いている」ということでとりあえずは納得しておくことにしたが。

 カナタとしては、8階層以降で高レベルの魔物がリポップしてくれるのは本当にありがたいことであった。


「地上での魔物とのエンカウントに比べるとずいぶんゲームっぽいんだよね」

 カナタはボニーに話す。

「まぁ、ダンジョンは地上と違って神や魔神の力が及び易いからね。そういう意味では別の世界よ。もっともカナタが生前にいた世界に比べるとこの世界自体、神々の影響を強く感じるとは思うけど」

「たしかに。なにしろ女神様と今、直接話しているしな…。なんだかそれが当たり前になっている気がするよ…。まぁ、前世じゃただ生きてたってだけの人生だったし…今の方が現実味を感じるな」

「そうね、カナタの前世はホント寂しかったからね…」

 としみじみ言われると流石に腹が立つらしく、カナタは絵画にかける布を右手に持つ。それを見てボニーはビクリとするが、居直り…。

「ふ、ふんだ! もうそんな布怖くないですよーだ。なにしろ私には忠実な下僕達がついているんですから!」

 例のねずみのことであろう。しかし、その布にはガッチリ包めるような仕掛けがほどこされていた。それは輸送のための梱包を手軽にできるようなベルトが付けられているのである。

「ちょ、ちょっと…それって…」

「封印…してもいいんだけど…」

「わ、わかったわよ! 降参! 降参! 寂しい人生だったとか童貞だったとかもう言わないわよ!」

 どうしてもこの女神は一言多い。しかし、そこは堪えた。というのも話すべき事があったからだ。

「そういう話は置くにして、実は気にかかることがあってさ。」

「なに?」

「あのダンジョンは全部で12階層のハズなんだけど、その12階が完全に崩されていたんだ。目当てのレガシーデーモンがいなくなっちゃっててがっかりだったよ」

「たしかそいつはレベルは80くらいあったわよね…良い養分になってくれそうだったのに残念ねぇ…それに魔石も取り放題でボニー教の礎になってくれそうだったに…」

 現金すぎる女神に少し引くカナタ。

「しかも、魔王城に行くためのキーアイテム[二つ星の天鍵]もなく、ポータルポイントも埋もれちゃっている。どうなってるんだろう」

「うーん。ダンジョンっていうのは地下に行けば行くほど神の力が作用するから崩れても時間が経てば再生しちゃうんだけどね。例のアイテムリポップみたいに。それに神の力…このダンジョンの場合、邪神の力だけどそれが失われていたらダンジョン自体が崩れてなくなる…言ってしまえば死んじゃうのよね」

「ここでは最初からそうだったのか…それとも何らかの意図でそうなったのか…どうもわからないことばかりだ」

「でも、例のバーストデーモンで十分稼げるじゃない! それに魔石! 早くこの寺院を豪華なものに立て替えてよ!」

「そうはいかないよ。ゲームと違って魔石を無限には換金できない。市場に出しすぎると今度は値がつかなくなるからね。それにあの中ボスのリポップは時間がかかるみたいだし。あれから一ヶ月経つけど一度しかリポップしないんだ」

「…あら、意外とシブチンなダンジョンね。それにしても、カナタもちゃんと考えてるのね。うむ、うむ、偉い」

 ボニーはニマリと笑う。感心してくれているんだろうけど、なんだから上から目線なのがカナタにはちょっとだけ不満であった。

 しかし、ここしばらくでお城のような豪邸を建てられる位のお金は溜まっていた。おそらく市場に流していない魔石を含めれば街の冒険者で一番の金持ちかもしれない。しかし、カナタとしてはとにかく目立つような事をしたくなかった。せめてボニーが解放されるまでは。


「11階層までのマップを作ってきました」

「おお、ずいぶん早いのう」

 カナタの報告をギルドマスターのベンドリックが受け取る。ダンジョンに関する情報は直接ギルドマスターに受け渡す算段になっていた。ダンジョンは領地の大切な財産だ。冒険者の修練の場にもなるし、アイテムのリポップもある。管理も領主とギルドによって厳格に管理されており、ダンジョンの全貌は重要機密にもなっている。

「なるほど、12階層があるが崩れていて進めないと…。なんだか曰く有りげじゃのう…。この先になにがあるか確かめてみたいものじゃが…」

 ベンドリックが冒険者の目になっていた。この老人は元凄腕冒険者であり、数々のダンジョンを踏破してきた。今は冒険初心者を育成することに尽力しているが、本人の好奇心はまだ衰えを見せない。

「入り口が崩れているという感じではなく、階そのものが崩落しているので、隠し扉とかは期待できないかもしれませんね」

「そうか。それでもどこかあるやもしれん…がそれは追々じゃな。とにかくご苦労だったの。例のバーストデーモンの階層まではこの街の冒険者でも通用しそうじゃが…、あれが再び出るのであれば8階層以降は進入禁止じゃな」

「そうですね。ただ、9階層以降の魔物はデーモン系が多くなりますが、そんなに厄介な相手はいないんですけどね」

「ふむ。そうなのか…ん?」

 報告書を見るベンドリックの顔が険しくなる。

「カナタ…このアグニデーモンという奴じゃが…、」

「はい? ああ、9階層に出てきた魔物ですね」

「どうやって倒したのじゃ?」

「どうやって…って。普通にダガーで倒しましたが…。積極的に近接してこないし、複数出てくるのでちょっと手間といえば手間でしたが…まぁ、雑魚ですね」

「かはっ!」

 ベンドリックがおかしな声を上げる。というのも彼にとってこのアグニデーモンはトラウマなのである。この魔物は物理的にもそこそこ強いが、それは大した問題ではない。正面切って戦えば上級の冒険者なら楽に倒せる。問題なのはコイツのスキルだ。なにしろ状態異常のスキルをガンガンかけてくるので、魔法が封じられたり、混乱したり、行動が遅くなったりと、パーティーの連携を崩壊させてしまうため、あらゆる冒険者から嫌われていた。

 頭に捻じくれた特徴的な角をもっており、それがスキルを使うとき赤く光る。この光は出会った冒険者のトラウマと言われており、過去にベンドリックスもコイツのお陰で全滅しそうになったことがあるので未だにこの光を夢に見る。そんな難敵を雑魚と言い切られ、しかも複数を一人で倒した事実を前にしたショックは大きい。

「…お、お主…な、なにか状態異常を防ぐアイテムでも…もっておるのか?」

「いえ…そんなものは…。あ、このボニーの…じゃなくて、女神マジェスタ様の指輪がその効力を発揮しているとかかな?」

「ど、どれ…」

 ベンドリックスは鑑定スキルを発動する。状態異常はなかなかに防ぐことはできない。特にスキルによるものは効果的な対応策がなく、とどのつまりレベルを上げてレジストするのが一般的な方法となっていた。

「む…これは…。女神信仰の指輪? 効果は…選ばれた者に女神の言葉を届ける…うむむ…魔法のアイテムというより縁起物のお守りのようなものじゃな…」

 この世界であっても神と交信できるというのは神話の中の話でしかなかった。ベンドリックスがこの指輪の真価を見抜くことができなかったことも無理からぬことであろう。

「違いましたか」

「となるとお主自身が状態異常に抵抗力があるとなるが…。だとすれば…呆れたものじゃなぁ」

「?」

 カナタが自覚していないのも無理はない。彼には大女神マジェスタの強力な加護があるため状態異常のスキルが一切通用ないのである。RPGのボス敵には大抵味方のかける状態異常は通用しない。魔物からみたらカナタがまさにそれだ。

 以前、審問官ライチルに嘘を見破るスキル(これも一種の状態異常)をかけられたときはボニーが加護を与えレジストしていたが、ボニーがせずともマジェスタの更に強力な加護がついていたので、最初からカナタにはライチルのスキルは通用しなかったのである。

 このことはカナタだけでなくボニーも知らないことだが、とりあえずカナタは女神の加護で状態異常を起こさないのだなと納得する。


「おい、このギルドに腕の立つ若いのが最近居ついたと聞いたが、どいつだ?」

 ギルドの受付カウンターで戦士風の男が声を荒らげる。その男は立派な鎧をまとった大柄な戦士であった。居丈高な態度にソフィアは眉をひそめる。彼の後ろには仲間らしき冒険者が数名控えていた。

「はぁ? それは誰のことを言っているのですか?」

 ソフィアは少しツンケンした態度で対応する。

 ドン!と男はカウンターを叩いて威嚇した。

「馬鹿にしているのか? いるだろ! 腕の立つやつが! なんでも王国騎士を出し抜いてバフォメットの魔石を持っていったって話の若い奴だ!」

「バフォメットの魔石の持ち主はたしかに、このギルドに在籍していますが、別に出し抜いたわけではありません。正当な戦闘対価です」

 ソフィアはイラッとして言う。

「はぁ? 何言っている。レベル55のバフォメット相手に、王国騎士のローガン率いる部隊の戦っているスキをついてかっさらって行く以外、魔石を手に入れられるわけないだろ。でも、まぁ、そんなことができるのだから腕は良いんだろうな。盗賊かレンジャーか? そいつは?」

「彼はただの冒険者です」

「なんだと、職能も持たない冒険者? そんな初心者が魔石を持っていったっていうのか?」

「はい、その通りです」

「ふざけるな! そんな初心者にあの魔石を渡したってのか? ありえん! ここでは初心者にそんな高額与えるってのか?」

「はい。当ギルドでは働きに見合った報酬を正当にお渡ししております」

「生意気なことを言うな! 後悔することになるぞ!」

「どこのどなたか存じ上げませんが、ギルドの人間に、ましてやギルド内で手を上げるようなことがあれば、今後どの街のギルドも利用できなくなります。それでよろしければ…好きになさいな」

 ソフィアはきっぱり言い切る。

「…こ、この…」

 あからさまに戦士風の男のこめかみに血管が浮かんでいるのがわかる。見かけはそこそこ品の良い風貌だが、中身はチンピラと変わらない。一瞬、手が動きそうになったが、それをギルドマスターの部屋から帰ってきたカナタが止める。

「ちょっとまった、バフォメットの魔石の持ち主だったのは僕だ。用事があるのは僕だろう?」

「カナタ君!」

「…お前が? お前みたいな小僧が? マジか?」

「で、何の用?」

 いつもは丁寧なカナタだが、ソフィアに対する態度の悪さにいささか鶏冠にきていた。

「フン! 俺たちを知っているか? 俺たちは王都をホームにする冒険者パーティー[フェニックス]だ!」

 ロビーが少しざわめく。

「おいおい、フェニックスって言えば全員レベル30超えの冒険者が揃っている王都の有力チームじゃねぇか」

 確かに鑑定スキルで見てみるとそこにいる6人はみな30強のレベルであった。

「そのパーティーにお前を迎えにきてやったわけだが… なんだ、フェイクのフードはさっさと取れ小僧。本当はレベルいくつなんだ? 25か? 28? まぁ、30はないだろうがそこそこあるんだろ?」

 あくまで上から目線である。この世界の冒険者でもこんなやつがいるんだなとカナタはうんざりした。この世界の冒険者は経験値の分配の公平さから「お天道様がみている」的に自分を律する者が多い。が、そんなことを気にしないロクデナシも例外的にいる。コイツは代表的な例外であった。

「1だよ。レベル1」

「はぁ、馬鹿にしているのか? ギルドの指輪をみせろ!」

 言われるまでもなくカナタは指輪を彼らに向ける。そこには確かに“1”と表示されていた。ただし、色はAクラスを示す紫であった。こんな指輪は前代未聞である。流石に横柄なこの戦士も困惑を隠しきれない。

「どんなイカサマをしてるんだ? …偽物…か、このギルドでは偽物指輪でもギルド員の資格があるのかよ!」

 一瞬、ソフィアがその言葉に反応しかけたが、カナタが手で制した。かわりに戦士に向けて言う。

「ならためしてみなよ」

 カナタは珍しく相手を挑発した。この小柄で頼りなさそうな少年の挑発に、ブチ切れた戦士は近くの椅子を片手にとり、それで殴りかかった。自分の武器を使わないところをみると殺す気はないようであるが、それでも手に持った椅子を砕かんばかりの振り下ろしは尋常ではなかった。

 が、しかし、それは徒労に終わる。パリィであっさり返り討ちにあうのであった。力が抜け椅子を落とし、へたり込んだ戦士は何が起きたかさっぱりわからず、醜態をさらす。そして―

「え? なに?」

 と、間抜けな声を出す。その様子に周りはどっと笑いが起き、ソフィアも失笑している。戦士は恥を欠かされたことはわかったが、いかんせん身体が思うように動かなく、どうにもならない。顔は真っ赤になり、憤怒で頭から湯気がでそうであった。

 突然、バァンと大音響が響く。魔術師がワンドを高く掲げていた。風魔法の一種だ。その音に笑い声が止まり、控えていた他の仲間に視線が集まる。

「いい加減に戯れはよせ。アドン」

 後ろに控えていた男が言う。その男は騒いでいた戦士より一回り小さいが、より豪奢な鎧をまとっていた。男が手で下がれの指示を出すと、アドンと呼ばれた戦士はすごすごと控えていた仲間の元に行く。

「失礼した。私はフェニックスのリーダー。シュトルム・フォン・ヘンデルだ。」

 20代半ばのその青年が前に出ると、再びロビーにいる冒険者がざわつく。

「シュトルム? あの雷光のシュトルムか?」

「トニトゥルスの剣をもつ若手最強の剣士って噂だぜ」

「あの鎧も勇者アトゥムのものを模した魔防具って話だ。鉄の剣みたいな普通の武器じゃ傷さえつかないんだと」

 冒険者の間ではかなり有名な人間らしいが、カナタにはまるで「なんのことやら」である。ただ、あの傍若無人な戦士の仲間なので仲良くはできそうにないとは思っていた。

「おまえはカナタというのか。レベルのフェイクはともかく、指輪のフェイクは感心しないな」

「これは本物ですよ。見ればわかるでしょ?」

「そうです! この指輪は間違いなくウチがカナタ君に供与した本物の指輪です!」

 ソフィアがたまりかねて参戦する。しかしシュトルムはソフィアを睨みつけ

「黙ってろ下郎! お前は関係ない!」

 一喝する。シュトルムは胡散臭そうに指輪を一瞥するがすぐに視線を外す。

「まぁ、それはいい。腕は立ちそうだ。うちに迎えてやるからこの私に従属するといい」

 先程「失礼」と言いつつさらに失礼な物言いをし、ソフィアに理不尽な恫喝をしたこの瀟洒な男にカナタは不快感しか感じなかった。

「パーティー加入のお誘いですか?」

「いかにも」

「お断りします」

 喰い気味にカナタが言うものだから、ソフィアは吹き出しそうになった。

「な…、なんだって? おまえは自分の言っている事がわかっているのか?」

「もちろんです。貴方のパーティーには興味がありません」

 信じられないという顔つきのシュトルム。キッパリと言い切るカナタ。普段のカナタならここまで強く拒絶はしない。当然、断るのだがもっとやんわりと断る。余程、シュトルムの態度に腹を据えかねているようだ。

「ふ、ふふふ…。おまえはよくわかっていないようだな…」

「話はそれだけですね。それでは僕はクエストがあるので失礼」

「まて! 話はまだ終わっていない!」

「なんですか。忙しいんです僕は」

 苛立ちを隠さず答える。

「おまえは私に従属するしかないんだよ…」

 シュトルムはカナタに手をかざし、にらみつける。カナタはいつ攻撃を受けても良いように警戒する。…が、何もしてこない。少しの間、その状態のままにらみ合うが何もおこらない。ハアとため息をついてカナタは言う。

「なんのつもりですか?」

「…え? …な… どうなってる?」

 何も起こらないことにシュトルムは戸惑う。そしてマントの後ろにいる背の小さな仲間をチラチラと見ていた。

「なにもないなら僕は行きますよ! あとそれと、ここで騒ぎを起こすと、とんでもなく怖いギルドマスターにえらい目にあわされますから! どうなっても知りませんよ! それでは…」

 さっさと外に出ていってしまった。シュトルムは唖然としており、ロビーではクスクスと笑い声が起き始めている。それに気が付き周りを睨んで威嚇し、何かしようとしたが、奥で様子を見ていたベンドリックスの険しい視線に気がつく。

 流石にベンドリックスのことは知っていたらしく、シュトルムはバツが悪そうにギルドを後にした。

「ギルドマスター! 助かりました。」

「うむ…カナタめ、わしが様子を見ているのを知って、押し付けおったな。とんでもなく怖いときたか…フォフォフォ」

 と、笑う。

「まったく何様のつもりでしょう…。あんな冒険者がいるなんて」

「真っ当に冒険者しておればああにはならんのじゃがな。まぁ、生活に困らず自己主張したいだけでやっておればああもなるか。ヘンデル卿の馬鹿息子どもが」

 言ってしまえば金持ちのDQNである。どこの世界でもそのような類の人種はいるのだ。

「ヘンデル卿ってビフィル伯の弟さんでしたよね」

「うむ。伯爵家は継げなかったから今は準男爵で分家の身じゃ。その爵位も金で買ったそうな。どうもいけ好かない一族よ…それより…」

「なにか気になることでも?」

「うむ…あのシュトルムの後ろにいた小柄な魔術師…いや魔法は使っておらなんだが…なにかひっかかる。あの体の大きさと体型を見るに亜人族のようじゃが…」

 フードを深くかぶっていた100cm程度の小さな人物が持っていた異様な空気に、ベンドリックスはなにやら嫌な既視感をいだいていたのである。

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