第一章 驚異のビギナーその2

 カナタは町外れの自分の住処に帰ってきていた。

 その住処はすでに廃墟となっていた寺院である。破棄同然で放置されていたものを彼が買い取ったものだ。なんでも古い、今は忘れさられた宗派の寺院だったという話だけ管理者から聞かされていた。さらに、もと寺院なので墓も隣接されており、それらは今や子孫も残っていない打ち捨てられたもののため誰も手入れをしておらず、自然と気味の悪い雰囲気を醸し出していたが、カナタには不快には感じられなかった。

 そう感じるカナタが例外なのだろうが、ここには祟りがあるとかで誰も近寄らず、無法者のたまり場にすらならなかった所だ。

「ただいまー」

 誰もいない広間に声だけが響く。それほど広くはないが、昔はここで祈りを皆でささげていたのだろう。彼は祭壇におもむき朽ち果てたステンドグラスの下にある隠し扉を開く。そのまま地下奥に下っていくと自動的に魔法の明かりが灯った。

「おかえりなさい。カナタ」

 地下の隠し部屋の奥から女性の声が聞こえる。だがその姿は見えなかった。

「ただいま。ボニー。今日は結構多くの経験値が手に入ったよ」

「うう…いつもすまないねぇ…」

「それは言わない約束だろ」

 コントのようなやり取りをしながら、カナタは外套を脱ぎ壁にかける。部屋には彼しかいない。話相手はなんと絵画であった。美しい女性が描かれている古い肖像画であり、かなり破損していた。一度炎で焼かれた様に見える場所もあった。

 絵画の前にはギルドにあったアーティファクトと同じような魔道具ある。それにカナタが手をかざすと絵画の一部が再生した。

「ふむ、やっぱり相手がレベル50位になると目に見えて変化があるね」

「すごいわ、私が復活する日も近いわ! 復活したら最初にカナタのことギューッとこの豊満な胸で抱きしめてあげるからね!」

「はい、はい、気持ちだけもらっておくよ」

「あら、私が全盛だったころは人間はおろか男神も私の胸の魅力にメロメロになったものよ…あーまた地上に私の宗派を築き上げ…逆ハーレムで贅沢したい…」

「いや、そんな事する前に、母神である大女神マジェスタ様のところに帰ってお詫びするのが先だろ」

「うー…そうかもしれないけど…マジェスタ様…怖いからなぁ」

 この女神様は数百年前に地上に降りたが、そのとき魔族の罠にハマり絵に封印されてしまった。そしてその地上に降りた理由も「なんか楽しそうだから」という浮ついたものなので母神であるマジェスタからのカミナリは必至だ。

「僕の使命はボニーを天界に送り返すことだから、それを第一に考えてほしいな」

「ふあーい」

 絵画の中で自在に動き、話ををする女性像は女神ボニー。そして受け答えしていたのも当の女神である。彼女をこの絵画の状態から救い出すには大量の経験値という魔力が必要だったのだ。

 カナタは彼女の母神である大女神マジェスタから、娘のボニーを絵から開放し天界へ戻す使命を受けこの世界にやって来た異世界転生者であった。


 カナタ。本名は嶋方 奏樹(しまかた かなた)。今は16歳の肉体に転生しているが、本当はアラフォーの失業者であった。企業で薄給でこき使われ、あげく会社の都合でクビになり、しかも、何も問題はなかったのに勝手に問題をでっち上げられ懲戒解雇とされた。年齢もあり再就職もほぼ絶望的な中、些細な風邪をこじらせてあっさり他界してしまったのである。

 正直、未練もなにもあったものではない。ちょうどよいときに死期が訪れてくれたと喜ぶくらいであった。彼には家族も恋人もなく、友人らしい繋がりもほとんどなかったので当人曰く「本当にせいせいした」そうだ。

 そんな彼を大女神マジェスタがこの世界に召喚したのである。


「そういえば今日、魔石を売買するときにギルドにお金がないっていわれちゃってさ。少し困ったよ」

「そういうことはあるわね。[仮初の世界]とは違って、売買は無限じゃないから。あと人との対応は気をつけなさいよ! 出会う人々はカナタの世界のゲームで言うNPCとは違うんですからね!」

「わかってるって。下手をすると取り返しがつかないことになるからね。まぁ、それは前世の社会経験で嫌というほど体験してきたから…大丈夫だと思う」

「…なら良いんだけど…カナタを見ていると心配になっちゃうのよね。なんか頼りなくってさ…見た目通りの歳じゃないのはわかっているけど、前世だって頼りになるタイプじゃなかったみたいだし…」

 痛いところを突かれて少し不機嫌になるカナタ。

「それに楽々倒している魔物だって、[仮初の世界]の時とは違うこともあるかもだし… 心配だわ」

「心配してくれるのはありがたいが、魔物は魔物の動きしかできないってマジェスタ様が言ってたし、そこはゲームと一緒。怖いのは対人位だよ。だからなるべく人とは事を荒立てたくない」

「そうね。でもそここそ心配よね~。カナタは前世ではぼっちだったんでしょ?」

 カナタの頭にもう一つ怒りマークがついた。この軽口を叩く女神はいつもこんな調子なので彼は諦めていたが、解決策はあった。絵に布をかぶせて文句が言えないようにするのである。カナタは布を手に取る。

「ちょ、ちょっと! その布をどうするつもり!」

 ボニーは慌てる。絵に布などの遮蔽物を被されるとコチラと絵の世界が断絶してしまい、真っ暗な空間に閉じ込められるそうだ。実は何百年もその空間にいてかなりトラウマになっているらしい。

「わ、わかったわよ! もう言わないから! 反省するから! カナタが童貞で頼りないなんてもう言わないから!」

 カナタはばさっと布を絵にかけた。モゴモゴと何か叫んでいるようだが、そのうち静かになる。こちらの世界とは遮断されたようだ。正直、可愛そうと思う気持ちもないでもないが、最後に余計なことを口走ったのはボニーの失態である。

 カナタは絵をそのままにして、寝室に向かった。


 ボニーが言った[仮初の世界]について少し話をしておく。

 [仮初の世界]とはこの世界を模したVRアクションRPGのタイトルだ。これは大女神マジェスタがカナタの生前の世界、つまり現代令和の日本でゲームクリエイターに天啓を与え作らせたものであり、細部に至るまでこの世界と寸分違わぬ作りになっていた。

 このゲームは世界に配信され、プレイヤー同士、そしてCPU操る敵と戦ういわゆるPvPvEのゲームであり、その中で人々は時には競い合い、時には協力してゲームを楽しむ内容だ。

 そしてカナタは[仮初の世界]というゲームに廃人レベルにハマり、その中では負け知らずの腕前を持っていた。無論、同じ動きしかできないCPUの敵キャラなどは歯牙にもかけないほどである。それを見込んだ大女神マジェスタが彼をこの世界に召喚したのである。カナタからすると希望が持てない人生が終わったところに、自分の大好きな世界に行けるのであるから一も二もなく使命を承諾した。まさに渡りに船というやつだ。


 この世界と[仮初の世界]は基本的に同じであるが、流石に町の人間などは再現されていない。そこはゲームの中のNPCであり、ゲームのAIでしかない。だからこそカナタはギルドの受付嬢の「人の反応」に心ときめかしたのである。「この世界は現実なのである」という実感を得たのだ。

 ただそれと同じように微妙に違う要素もあるにはあった。というのも天啓を与えたものの、一応商業ゲームとして売れないといけないわけで、発売当時、アクションゲームの定番として流行っていたこの世界にない要素、アクションなどをクリエイターがゲームに付与しており、逆にそのシステムをスキルとしてマジェスタはカナタに付与したのである。

 詳しくは後々語るが、カナタはこの世界にないスキルをもっており、ゲームと同等の活躍ができるように女神が計らったのである。

 ゲームと同等ということは、この世界のどんな魔物をも倒すことができることを意味していた。なにしろカナタはレベル1で[仮初の世界]というゲームをクリアできるのだから。

 この世界の住人からするとそんな彼のチートなスキルはずるいの一言であろう。が、大女神マジェスタ曰く「彼だからこそ使いこなせるスキルなのでずるくはありません」とのこと。さらに「なによりこの世界への召喚に応え、使命を受け入れてくれたのですから、少しはサービスしないと罰があたります」とも。この世界を作った者がそういうのなら口を挟むことは不敬かもしれない。

 ともあれ、カナタからすれば好きな世界に、自分のもっとも得意としているゲーム内のスキルを持って転生できたのだからどんな理由があるにしろ感謝しかなかった。こうして、ボニーという女神を開放することを目指し、この世界で彼は経験値を稼ぐ使命に邁進することになった。


 翌日、カナタは例の魔石の換金と分配の件でギルドに行くことになっていた。

 街中はよく知っている。[仮初の世界]で何度も行き来している。ただ、NPCとは違い住んでいる人によって所々街に変化はあった。カナタはそんな変化に気がつきそしてそれを楽しんだ。

 街が生きている。そう実感するとテンションが上がる。カナタは少し遠回りしてギルドに向かった。庶民の生活圏の中央を走るマヌカ通りという大通りを抜けて商店街をそぞろ歩く。すると見たことのない店が出ていた。

(あれ? …立ち食いの串焼き屋なんてここにはなかったよな…)

 この商売そのものは新しいものでも珍しいものでもないが、この通りのこの場所にはなかった。

「おまち! 串焼き4本だよ!」

「ありがとう!」

 そこで売り買いする獣人族の少女たちが目に入った。年下の兄弟を連れている。みんなで食べるつもりなのだろう。[仮初の世界]の中にも彼らのようなモブキャラはいたが、それに比べると生き生きしており、ゲームと現実の差を実感できた。

「今はレベル1でもこなせるけど…そのうちレベルアップしないとダメな局面がでるかもな…」

 [仮初の世界]でならクリアまでにレベル1ですますどころかRTAで相当なタイムを叩き出す自信はある。しかし、現実との僅かな差によって自分が破滅することもあるかもしれないと少しだけ心配になった。


 ちなみに[仮初の世界]のラスボスはこの世界の魔王と呼ばれる存在である。一応、この街から始めて、魔王討伐までが一周という設定だ。もちろん世界をすべて回ってきているわけではない。ただ大女神マジェスタが作り出した(作らせた)[仮初の世界]ではこの世界での戦い方が全て学べる作りになっているという話なので、別マップというか知らない街やダンジョンに行っても十分通用すると彼女から聞かされていた。

 [仮初の世界]で失敗… つまりは死亡すると必ずこの街から始まる。だから何十回、何百回とこの街は来ているのだ。セーブポイントのない古いアクションゲームを繰り返しやるようなものだった。というか、ゲーム発売当初、バグでセーブポイントが機能しなかった時期があり、そのときは「世紀のクソゲー」と揶揄されていたが、そんな状況でもカナタはプレイをやめなかった。その後、バグは修整されどこからでもセーブできるようになったが、そのころには彼はノーダメージでクリアできるようになっていた。

 ゲームをやりこみまくったカナタからみて、“見慣れた風景に時折見られる違和感”というものは実に新鮮であり心ときめくものでもあった。…が、同時に心配の種でもあった。


 獣人族の兄弟を目で見送っていると、その正面にガラの悪い三人組が歩いてくることに気がつく。いかにも不良冒険者という感じの連中だ。その一人に年下の子が思いっきりぶつかってしまった。

(これってイベント? こんなのあったっけ?)

 そう思って一瞬緊張したが、その三人組はぶつかって尻もちついた子を抱き起こし、そのまま歩いていってしまった。

(見た目によらない…ってことか…少々穿ち過ぎだったな)

 カナタは反省する。この世界の冒険者は“お天道様が見ている”を本気で信じているので紳士な者が多い。見た目がいくら小悪党でも。

 カナタが安心して歩き出したとき、馬車のけたたましい車輪の音が聞こえる。よりによって獣人の兄弟達に突っ込んできているではないか。カナタは思わず彼らを助けようと動くが、とても間に合わない。(ぶつかる!)と思ったとき素早い動きで兄弟を助け出した影が見えた。

 馬車はそのまま駆け抜けていってしまったが、二人は無事であった。兄弟を救ったその影は同じ獣人族の女性で、身のこなしと装備からおそらくは冒険者である。

 あっけにとられて見守るカナタをよそに、獣人族の女性は兄弟を送り出すと街の雑踏の中に消えていった。カナタはその様子を見て(あの素早い動きと跳躍は真似できないな…)と思う。レベルが上がれば身体の能力は大幅に上がる。そういう相手にも戦闘でなら対応できないことはないが、純粋に筋力や瞬発力が必要なときはレベル1では対応できない。

「早い所ボニーを解放したいけど、少しはレベル上げないとダメかな…」

 カナタはため息をつき、ギルドへ向かった。


 ギルドがなにやら騒がしい。

 なんでも宮廷から使者がきているとのことだ。宮廷のある王都はこの街から馬で二三日のところにある。もちろんカナタは行ったこともあるし、知ってもいるが、そこで暮らす人々は全く違うのだろう。それを考えると興味をそそられた。

「おお! カナタ、来たか、ちょうどいい!」

 先日持ち込んだ魔石が高価過ぎて買い取るのに時間がかかることを説明してくれたいかついおっさんである。名前はベルモンド。ギルドでは受付の責任者をしており、番頭のような立場の人間だ。

「騒がしいですね。宮廷から使者がきているとか…。例の魔石の件は後にした方がよいですか?」

「いやその魔石の件なんだ。あれを宮廷で買い取りたいと言い出してきた。どうだ?一緒に交渉に立ち会うか?」

 カナタはなるほどと思った。ギルドでも即買い取れないくらいの代物を買えるとなると、豪商か大貴族、もしくは国家ぐらいしかない。ある意味、一番の本命が来たと言える。早々と買い手がついて安心なところであるが、色々とひっかかった。

「…いえ…それには及びません。魔石の件はギルドに全面的におまかせしてますから。それにこんな駆け出しの持ち物だとわかると足元を見られかねません」

「そ、そうか? でも足元を見るのは俺たちも一緒かもしれんぞ」

「それはないです。信用してますからギルドを」

 ベルモンドは少し照れたような顔つきになる。

「それにしても随分耳が早いですね」

「そうだな。まぁ、こちらとしては依頼の魔石売買が早々と決まりそうでありがたいがね… それに相手は国だ! 買取額は期待していてくれ」

 ベルモンドは笑い、奥に消えた。

 冒険者のほとんどは公平で誠実な連中ばかりである。ここしばらくの冒険者との付き合いでそのことをカナタは実感していた。

 ただ、宮廷の人間が同じかどうかはわからない。経験値分配の公平さを知らない職種の人間は多分、生前の世界と同じかもしくはもっと悪どいかもしれない。宮廷の使者が来るのが早すぎるところからその胡散臭さをカナタは嗅ぎ取っていた。

(ここは一つ傍から様子を見たほうが良いだろうな…)

 ギルド長と受付のベルモンドは特別応接室で宮廷の人間に会うようである。建物の三階にある関係者以外立入禁止のエリアだ。カナタはそこへの忍び込む方法はゲーム内で心得ていたが、下手に見つかると碌なことにならないと思い直し受付に行く。そこには受付嬢のソフィアがいた。

「ねえ、いま来ている宮廷の人ってどんな人?」

 カナタは質問を投げかける。ソフィアは少し顔を赤らめた。最近はすっかり打ち解け、気軽に話せる仲になっていた。

「えっと、たしか第六王子の後見人で…ビフィル伯爵の使いの方と聞いているけど…」

「もしかしてビフィル伯爵ってこの街の近くに領地でも持っているの?」

「ええ、東の山に結構広大な土地をもっているわ。この街の知事とも懇意にしているみたいね。ただ、土地への執着が強いみたいで境界でよく揉めている様よ。冒険者にも彼の土地に入らないように言ってるくらい」

「まぁ、自分の土地を荒らされたくないんだろうね」

「そうでもないわ。土地の境界なんて鉱山なり特別な施設でもない限りいい加減なのが普通。それに土地をもっているといっても隣接している東の山はほとんど手つかず。そんな土地は大抵の貴族は持っているだけで放置しているわ」

(見られちゃまずいものでもあるのかな?)

「ありがと。ときに今仕事はなにかある? 魔物討伐系があると助かるのだけど」

「ええっと…。そういえばそのビフィル伯爵の東の山に隣接している村近くでゴブリンが出たそうよ。討伐依頼がきてる」

「よかった。それを受けるよ」

「でも…これ報酬少ない上に…レベルの低い人向けなんで…オススメできないわ」

「大丈夫だって。僕はレベル1だよ?」

「そうだけど…」

 少し抵抗していたが、最終的にその依頼をわたす。ソフィアは申し訳なさそうな表情で見送った。カナタはその視線に笑顔で応えてギルドから出て東の山に向かう。

「お金持ちの年下か…いいなぁ~ アイリ嫉妬しちゃう」

 同じ受付嬢のアイリがソフィアをからかう。お金持ちというのは例の魔石の買い取り額が相当な高額になっていることを指していた。

「な、何言っているのよ! と、特別な感情はないんだからね!」

「はい、はい。でもレベル1なのにどうやって魔物を倒しているのかしらね」

「なんでも相手の攻撃をかわして一方的にダメージを与えるんだとか」

「へぇ…そんなことできるんだ…気をつけないとソフィアもかわされちゃうぞ」

 ソフィアは顔を赤くしてふくれっ面になった。


「東の山の手前… オンドール村からの依頼か… 安いから誰も受けなかったんだな… ずいぶん時間がたっている… 急いだ方が良いかな」

 カナタはギルド裏にある馬屋から馬を一頭レンタルした。普段は使わないが、歩いていったら半日以上はかかるだろう。借り受けたときに、豪奢な馬車が止めてあるのが見えた。宮廷の使者のものだ。そしてそれには見覚えがあった。街なかで暴走し、獣人族の子供をひきそうになったあの馬車である。少しだけ不快感を感じたが、すぐにそれを振り切ってカナタはオンドール村に向かった。

 城壁の外に出ると、カナタは勢いよく馬を走らせる。轍のついた田舎道には人の姿は見えない。

(やっぱり馬は早いな。十分、明るいうちに村に到着できそうだ…)

 今の彼は魔石や子供を引きそうになった馬車の件を忘れて、前世では体験できなかった風を切って走る楽しさを満喫していた。

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