プロローグ


かっこよくて、優しくて、細かいことに気づいてくれる彼。


大好きで、大好きで、あの日私は気持ちを抑えることが出来ずに彼に思いを伝えた。

思いが伝わって付き合えた日は夢なんじゃないかって何度もあなたに確認をしちゃったな。



でもそれが間違いだったんだよね。

あの日私が思いを伝えてしまったことで、彼を縛りつけてしまった。



だってあなたから「好き」って言葉、一度も聞いたことがない。

ずっと気になっていたけど、気の所為だって自分に思い込ませてた。

彼の優しさに付け込んで少しでも夢を終わらせないようにするなんて悪い女だよね。


一言でも別れたいって言ってくれたら、すぐにその願いを叶えるよ。言われる準備はずっと前から出来てる。


私から始めた夢物語。


終わらせるのはあなた…




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別れの言葉はあなたから あおい @aoi_world

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