圣诞老人不在中国里

 クリスマスが近くなってきたので、季節ネタを一つ。


 現在、特に何やかんやあった訳でもないが、中国人と暮らしている。

 で、その中国人が言うには、中国で「圣诞节クリスマス」を祝ったことがないらしい。

 少なくとも、彼が小学生の頃は、クリスマスプレゼントなど貰ったこともないし、クリスマスだからと言ってわぁきゃあ盛り上がることもなかったそうだ。


※あまりボカすと分かりにくいので付け足すが、ちょうど一人っ子政策が直撃した世代と思って欲しい。加えて、地域差は少なからずあるので、悪しからず。


 つまり、クリスマスの翌朝に、枕元にプレゼントがあったワクワク感や、チキンやケーキを頬張った時の特別感を味わったことがない訳で、それは何だか可哀想な気もしなくはない。


 おまけに、圣诞老人サンタクロースは中国国内に出没しないと言うことか……。現状がどうなっているかは知らないが。


 まぁ、大人になったからと言って、クリスマス自体がなくなる訳ではないし、別に日本でクリスマスを楽しめば良いのだが、やれプレゼントは何にする、やれケーキの予約はどうすると、あれこれ世話を焼くようになってしまって、打算的になってしまった感は否めない。やはり無条件にクリスマスを楽しめるのは子どもの内だけである。

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