第11話 大学生になった二人

高校卒業後、愛理は身体のケアに専念しながらも大学に進学した。

一方、優也も同じ大学に進み、二人は同棲をすることになった。


大学の講義の合間、二人はキャンパスのカフェテラスで並んで座り、将来の話をすることが多くなった。


「優也、私、大学を卒業したら何をしようかな。」

「何でもいいんじゃないか?お前は何でもできると思うし。」

「でも……まだ足のことが不安だし。仕事が続けられるかわからない。」


優也は真剣な目で愛理を見つめた。

「お前なら大丈夫だよ。無理はしないで、自分に合うことを探せばいい。」


愛理は頷き、微笑んだ。優也がそばにいる限り、どんな困難も乗り越えられる気がした。

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