家族の形

家族の形といえばどんな想像をするだろうか。

私の家族構成といえば、父、母、私、妹の4人家族である。近所には祖母が住んでおり、祖父は数年前に他界している。一般的といえば一般的な家族の形かもしれない。

片親を一般的ではないと言っているわけではないことをここに書いておく。離婚や死別は当たり前ではないかもしれないが起こり得ることである。

両親が健在な私は幸せ者なのだと思う。


少し前置きが長くなったが今日話したいことは親の数ではない。

両親はいるがその関心が向かない子ども、兄弟は可愛がられるが可愛がられない子ども、さまざまな家族がある。

興味が向かないから無視をする。兄弟内で差別する。これらは虐待である。これを区別という奴がいるがそんな奴は人ではない。


無視をすることや差別はは心理的虐待やネグレクトに当たる。

そう言った環境で育った子どもは人との関わりがうまくできなかったり、年上や年下の子どもに対し異常なまでの攻撃性を持つこともある。

まあこれに関してはそっと頭の片隅に知ってもらえればと思う。


私も兄であるが故に、「お兄ちゃんなんだから。」という言葉に苦しめられたことがあるが、それは家族との関わりがある故の苦しみであった。(すごくいやな思いであったが。)

しかし無視されることに比べれば痛くも痒くもないのだろうなと思う。

想像のつくことではないが、自分がいないものとされる環境は生きる価値を感じることすらできないのかもしれないと私は思う。


皆さんはどうだろうか。

明日からあなたの存在が無かったことにされたら。

想像して欲しい。


それを子どもが喰らうのだ。

人のすることではないし、人がされていいことではないと思う。

それでも子にとって親は親であるのだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る