ライバルサイト(上位作品)の分析
さて、前回まで3つの記事構成を作ってしまいましたが、実は紹介を後回しにした行程があります。
それがSEOでは「ライバルサイトの分析」にあたります。
SEOであれば、ラッコキーワードというサイトの「見出し抽出」機能が一般的です。
ただ、カクヨムで作品を売り込みたいのならカクヨムのランキングを見ると良いでしょう。
【目次】
・ライバル分析の手順
・具体的な比較のしかた
・その他注意点
●ライバル分析の手順
まず、作品の選定をしないと何も始まりません。
再検索ワードや目的と照らし合わせ、ジャンルやランキング期間を決めましょう。
たとえば前回の「カクヨム ランキング 作品」クエリのように「恋愛」の再検索ワードが多く、記事に取り入れたいのであれば「恋愛」ジャンルから抽出します。
そして単純に上位10サイトを順に拾って、Googleスプレッドシートやエクセルなどのツールにメモします。
SEO記事のためにこれをする場合、集める情報は以下になります。
・順位
・記事タイトル
・URL
・見出し構成(カクヨム的にはエピソードタイトル?)
SEO記事の場合には不要ですが、カクヨムの場合であればタグも参照すると有効なはずです。
●具体的な比較のしかた
10作品(記事)に絞っても結構大変なので、私は基本的にトップ3~5位までを重視し、6~10位は軽めの参照に留めています。
とにかく、タイトル・エピソード構成・タグなどの情報を見比べて「何がウケて上位なのか」のエッセンスを可能な限り探しましょう。
こと小説作品では、オリジナリティが重要なので、ただの模倣にならないよう最大限の抽象化も必要でしょう。
また、SEOならライバル間の目的も似通っていますが、小説の場合アプローチのしかたが更に千差万別なので、抽出結果に統一感もないはずです。
そんななかで、頑張って共通項を探さねばなりません。
自分がこれから作る記事構成もそうですが、ライバル同士の比較も有効です。
たとえば、無名な作者が超有名作者の順位を凌駕していたならチャンスです。
無名な作者の「今回の作品」にあって、超有名作者の「今回の作品」にない要素はぜひ余さず拾いましょう。
エピソード構成については、近頃のカクヨムはご丁寧にも30話ごとに区切ってくれているようなので、これとトータル話数の比率を見ると良いかも知れません。
ある程度、全体的な上位作品のイメージが固まったら、初めて自分の構成に取りかかりましょう。
(構成作成例とライバルサイト、紹介する順番が前後して申し訳ありませんでしたが)
●その他注意点
前述しましたが、単なる模倣やパクりの集合体にならないよう気を付けましょう。
あくまで「何がウケたか」の根源的なエッセンスの分析です。
そして、作者の実績(ドメインパワー)も大事ですが、分析対象はあくまでも「今回抽出した作品」であることにも留意してください。
同じ作者の、過去や別途の上位作品は分析に含めません。
本文まで分析するかは善し悪しです。
少なくともSEO記事では、私はほとんど見出し構成までに留めていますが、文体が鍵となる状況であればある程度の参照は必要かもしれません。
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