顕在ニーズと潜在ニーズ
これも、小説を自作するような方であれば字面からなんとなく推測できるかと思います。
【ダイエット記事の例】
顕在ニーズ:読者がはっきり自覚しているニーズ→「痩せたい」「体重を減らしたい」「身体を引き締めたい」
潜在ニーズ:顕在ニーズの根底にある無意識の願望→「ルックスをよくしたいから痩せたい」「健康になるために体重を減らしたい」「身体が引き締まれば海でモテるかも?」
SEOにおけるこれらの対策としては、記事の序盤に目に見えたニーズ(痩せる方法そのもの)を提示します。
その後、痩せるという顕在ニーズのメリットとして「ルックスがよくなる」「着こなせる服が増える」などの、読者自身も曖昧に考えていた潜在的な願望に訴えかけます。
小説にあてはめると「定番の面白さ」と「想定外の面白さ」に通じるものがあるかもしれません。
【例】
顕在ニーズ:VRMMOものが読みたい
潜在ニーズ:アーマード・コアやエルデンリングのような、実在する好きなゲームに似た作品があると嬉しい
→聖竜の介著・VRMMO制度シリーズを訴求
もちろん、これを作品のプロットとして当てはめてしまうと、想定外の面白さが後半にしか出せないことになります。
ただ「定番のVRMMOもので、これまでにない一捻り」のコンセプトを模索するうえでは応用可能なのではないでしょうか。
例えば、一時期、追放ものなどが流行ったのも「学校やネットゲームで嫌な思いをした。擬似的な共感がほしい」という潜在ニーズにあったのかもしれません。
また、小説の場合、潜在ニーズはいずれ顕在ニーズへと変わるものでしょう。
悪役令嬢なり異世界転生なり、最初こそ「想定外の面白さ」でしたが、広がるにつれて「悪役令嬢を読みたい」「異世界を読みたい」という直接的なニーズに変質していったはずです。
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