タイトルを決めるコツ
小説においても、タイトルは看板のようなものであると、誰しも認識しているでしょう。
SEOでも、タイトルは看板であると同時に、本文の一部といっても過言ではありません。
今回は、SEO的なタイトルの決め方を考えていきます。
【目次】
・文字数は28~32文字
・狙ったクエリ(読者が検索したワード)をタイトルの前半に固める
●文字数は28~32文字
Googleの検索結果では、表示されるのは32文字までです。
これはスマートフォン表示の場合ですが、近年のGoogleのアルゴリズムはスマートフォン閲覧に優しいサイトを優遇する傾向にあるので、32文字を上限としましょう。
また、前回述べたとおり、読者は「読まない」「信じない」生き物でもあります。
タイトルだけで読むか否かを決められる場合も多々あります。
よって、短すぎても内容が伝わらず、結果的にタイトルだけで切られかねません。
下限を28文字としたのは、短くなりすぎない為です。
この意味では、小説の長文タイトルは理にかなっているとも言えるでしょう。
もちろん、小説や漫画のタイトルは、長文になるほうが本来はイレギュラーです。
ただ、サブタイトルも含めればこの文字数に近くなるはずです。
逆説的に、サブタイトル込みで32文字を超えた分はまったくの無駄とも言えるでしょう。
●狙ったクエリをタイトルの前半に固める
SEOとは、読者が検索した語句(クエリ)を把握し、記事に盛り込むのが基本です。
特にタイトルや見出しには、このクエリを優先的に入れるのが基本です。
また、記事や作品全般に言えることですが、読者は基本的に左上から順に読むので前半部分ほど認知されやすくなります。
この創作論のタイトルを例に取ってみましょう。(※2024年12月現在の情報)
【キーワード】
「小説 アクセス 増加」
【タイトルの例】
小説のアクセス数増加がSEOの技術で可能かを、ライターの観点から考察
ご覧のとおり、キーワードを真っ先に盛り込んでいますね。
次に、SEOというこの創作論の肝を入れています。
そして「ライターの観点」というおまけをつけ、著者が(一応)専門家である信用と権威性を担保しています。
例えば「一級建築士の小説創作論」などと言われてもピンとこないでしょう。
ライターの観点というのは、顕在ニーズと言えるでしょう。
あるいは、執筆歴10年など、経歴を入れるのも良いかもしれません。
数字はSEO的にも力のあるワードです。
ただし、SEOでも小説でも、無理にキーワードをねじ込むのは考えものです。
不自然にならないよう、臨機応変に判断しましょう。
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