読者が検索するキーワードを考える

SEO記事を作成するにあたり、まずやることは、読者が自コンテンツへ至る際に検索するであろうキーワードの設定です。

(※当然、Googleでのキーワード検索とカクヨムでのキーワード検索では敷居の高さや情報量が違うので、各自でタグ検索などの広範囲に変換願います)


皆さんも「ドラクエ3 最強 武器」だとか「沖縄 観光地 おすすめ」だとか、日常的にググっていることでしょう。


言い換えれば、読者が何を求めてググるかを想定し、そこへ自コンテンツが引っ掛かるようにするわけですが、このキーワードにも種類というかレベル分けがあります。


主に、以下の4点を意識することとなります。


・ビッグキーワード

・ミドルキーワード

・スモールキーワード

・ロングテール


ロングテール以外は、字面どおり相対的な大小の問題です。


●ビッグ~スモールキーワード


端的にいえば、ビッグキーワードは大雑把で広範囲なキーワードです。


例1:ネット小説 おすすめ

例2:カクヨム おすすめ作品


このビッグキーワードで上位を取れれば理想的ですが、単純なキーワードほど競争相手が多く、自コンテンツが人気作品に埋もれます。


コンテンツはドメインパワー(投稿サイト的に言い換えればランキングとかでしょうか)等の実績が高いほど優遇される傾向にあります。

参考:https://kakuyomu.jp/works/16818093089744254065/episodes/16818093089953964300


新規で既に実績を積んだコンテンツへ挑むのは得策ではありません。


私見ですが、人気作品のコツを踏襲したのにアクセスが伸びないケースの原因も、ここにあるのではないでしょうか。


そんなわけで、もう少しターゲットを絞ってミドルキーワードを想定してみるとどうでしょう。


例1:なろう系 追放もの

例2:ネット小説 恋愛要素 ファンタジー


正直、どこからがビッグでどこからがミドルなのかの定義は難しいのですが、こんなところでしょうか。


ビッグと比べて、いくらか具体的で、読者層が狭まったはずです。


さらに、スモールキーワードまで絞ってみます。


例1:異世界転移 シリアルキラー 主人公

例2:VRMMO クトゥルフ


こうしたスモールキーワードのメリット・デメリットは、ビッグキーワードと真逆です。


人目につきにくく、その分、競争率も低いといえます。


ドメインパワー(著者としての知名度・実績)がない新規参入で勝負する場合、より小さなキーワードに落とし、まずは読者の範囲を絞ってみることになります。


●ロングテール


ロングテールとは、SEO界隈では、スモールキーワードから実績を積んで徐々にビッグキーワードを狙う戦略を指します。


スモールキーワード、言い換えればニッチな商品は、認知してもらうのが難しい分「ナンバーワン」を相対的に狙いやすいものです。


無論、ネット小説の場合は特に「ニッチな作品」の需要が担保されていないので、この限りではないかも知れません。

(業界を問わなければ「法人印鑑 サイズ」「六角ボルト M10」などは、確実に誰かが求めてはいるわけです)


ただ、少なくとも「ネット小説のハウツーどおりに、テンプレを踏襲したのに読まれないぞ!」という疑問の答えになればと思います。

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