旅は誰でも憧れる
「ルリ、スイー時間だぞ!」
姉との勝負の翌日俺は森に戻った。
そしてその森でルリとスイの皆で寝て俺は皆を起こした。
「キュー!」
ヒースイは森の奥に行きたいみたいだ。
「何故奥に行く必要がある?」
「キュー!」
ルリが聞くとヒースイは自分の知らない所を見たいらしい。
「なら、行くか?」
「良いのか?」
ルリがそう聞いた。
「まぁ2年この洞窟にいるのも良いが旅って響き良くないか?」
その言葉にルリは止まった。
「旅?」
「キュー?」
スイも旅とは何か聞いてきた。
「簡単に言うとここから離れている歩きながら暮らすって感じかな?」
「キュー?」
スイから楽しいのかと質問が来た
「楽しいよ、自分が知らない場所を探検して寝泊まり出来そうな所で泊まるってこの歳じゃ中々出来る事じゃないからな」
俺はそう答えた。
「よし、すぐ行こう!」
ルリは張り切っていた。俺の話でルリは行きたくなったみたいだな。
「キュー!」
スイ達もやる気だな。
「なら朝ごはん食べてから行くか」
「いや、朝も向こうで済まそうではないか!」
「キュー!」
スイ達も賛成している。まぁ俺も楽しみだから良いか。
俺達は洞窟を出た。
前にヒグレ草を見つけた所を歩いているとまた、ヒグレ草が多く生えていた。
「ほんとにこの森、凄いな」
結構な量採取したけどまた生えてきたんだったんだな。
「キュー!」
ヒースイはどんどんヒグレ草を食べていった。体といい森といい大丈夫なのか?
「主は心配症だな」
そりゃ心配するだろう。
「ヒースイはそう言う性質だしこの森も採取されるだけで怒らない」
「キュー?」
何で分かるかをスイが聞いた。
「それは、我がこの森に詳しく好きでもあるからだ!数年もこの森に居ると段々と居心地も良くて好印象なのだ!」
伝説に認められる森って凄いな……それにしてもルリって何歳なんだよ。
「キュー!」
ヒースイが終わったと言った。
そう言えば新しい魔法覚えたから使ってたんだな。
「ストイム!」
小さい瓶は数本しか無かったので入りそうな大きい瓶を取り出した。ストイムとは無属性の魔法で収納できてそれをまた取り出す事も出来る。
「キュー!」
スイは光癒ポーションプラスを瓶に入れた。そしてまたストイムで収納した。
量は多いから全部売らずに何本か俺が持っておこう。
光癒ポーションプラスを売って出来たお金は家族はヒースイの力だが俺がやったからと俺に全てくれたので困っていない。
俺達は気の実などをご飯として過ごした。
そしてこの数ヶ月間は鑑定を使っているがDかC良くてBの素材だった。一応持っているが調合などで使える素材ではなく食べれる物しか無い。
「キュー!」
ある日、ヒースイが木の実を集めていた。
どうやら沢山あって取ったから鑑定して欲しいみたいだ。鑑定するか。
ポイミン
Cランク
毒が治る
解毒ポーションに使える
これより良い素材と調合する事で色んなポーションに使える
これは便利だな。他の素材も揃えたいな。
「キュー!」
ヒースイが集めている時に別の場所でスイ達も木の実を集めていたようだ。
これは木の実じゃ無く花じゃ無いか。
フィニティ
Aランク
何にでも調合出来る
何になるかはその時次第
「良くやったな!」
俺が褒めるとスイ達は喜んでいた。ほんとに凄い量あるからこれは優先的に使わないとな。
「我も持ってきたぞ!」
ルリが2種類の木の実を持ってきた。
ファイミン
Dランク
火傷を治せる
調合もできる
普通に使えるな。炎魔法を使う魔物や使う人も多いからな。
サンミン
Dランク
麻痺を治せる
調合もできる
これも良いな。雷魔法対策にできる。
「早速だがヒースイ頼めるか?」
「キュー!」
俺の声に大きく返事をして行動した。
大きな瓶は何故か結構あったのでそれにポーションをうつした。
鑑定もした。
解毒ポーション
Cランク
解毒に使える
ファイポーション
Dランク
火傷に使える
ファイアポーション
Cランク
火傷を使える
少し体力が回復する
ファイアーポーション
Bランク
火傷に使える
体力をそこそこ回復する
ファイニティ
Sランク
これを飲むと20分間炎魔法耐性が出来る
ヒールスライムの調合が必要
サンポーション
Dランク
麻痺が治せる
サンダポーション
Cランク
麻痺が治せる
体力が少し回復する
サンダーポーション
Bランク
麻痺が治せる
体力がそこそこ回復する
サンフィニティ
Sランク
これを飲むと雷耐性が20分間つく
ヒールスライムの調合で出来る
結構作れたな。これはもう瓶がなくなるから取りに行かないとな。明日にはシン婆の所で買うか。小瓶も欲しいな。
そして明日シン婆の所でまた騒ぎになるのは知りはしない!
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