冒険者になるつもりですが薬場ギルドにもお世話になるようです
「キュー!」
ヒースイが終わったと言うので見てみると2L以上の光癒ポーションプラスが出た。
商品としては一本50mLぐらいの量だ。
「凄い量だな」
「流石と言ったところか……」
父とシン婆は驚いていた。
「光癒ポーションプラスが40本だから大金貨6枚だよ」
「そんなにするのか!?」
父は驚いていた。もちろん俺もだ。
この世界のお金の価値は、銀貨が10円、大銀貨が100円、白銀貨が1000円、金貨が1万円、大金貨が10万円、白金貨が100万円だ。
つまり日本円では60万円する。
1本では金貨1枚と白銀貨5枚の価値だ。
言うと、1万5千円するのだ。
「そりゃそうだよ」
それでもそんなするのか?
Dランクのポーションだと1本、大銀貨1枚と銀貨5枚だ。
「普通の光癒ポーションだと1本で白銀貨6枚だからね」
高くね!?
やっぱり高級と言うだけ高いんだな。
「俺買うのでももう少し安いぞ!」
「あんたが買うのは1本で大銀貨5枚のCランクポーションだからねぇ」
父がそう言うとシン婆はそう返した。
「確かにそうだが……」
「なら、Bランクポーションの値段は知ってるかい?」
「あぁ、1本で大銀貨8枚で少し高くて買えない」
普通のBランク冒険者は買える値段だ。しかし父は俺らを養う為に少しでも安く済ましてくれているのだ。
それに父は指名制なので家族5人分の生活費のギリギリを働いているのだ。
「Bランクポーションは誰でも物と技術さへあれば作れるからAランクの光癒ポーションとは違うんじゃよ」
なるほど……人の苦労もあるのか。
「凄いな、ヒースイ!」
「キュー!」
俺はヒースイを褒めると胸を張っていた。
「キュー、キュー!」
ヒースイは俺の為ならいつでもやると言ってくれている。
ありがたいが何故、こんなに好かれてるんだろう。ただあたりまな事をしただけだが。
「そういえばコハクよ、お主は光属性が使えるのじゃったな?」
「うん」
「光属性は薬場では必要な存在じゃそれにお主はテイマーじゃし昨日に職業が分かったばかりなら伸び代もあるじゃろ」
シン婆がそんな事を言っていた。もしかして誘いか?
「気づいておるようじゃがお主に薬場の推薦をしてやろう?」
「シン婆、マジか?」
父は驚いていた。
「お主が兼用出来るか聞いたんじゃないか」
「それはそうだけど推薦の話は言ってないぞ」
「あやつにはそれぐらいの価値があるからの」
シン婆と父がそう会話をしていた。
「確かにアタシはギルドマスターじゃが一度も推薦を出した事はないしかしコハクにならいけるじゃろ」
推薦とはギルドマスターが出せる権利で独学を飛ばせるのだ。
薬場も冒険者と同じで独学は2年だ。その間に魔法の使い方と調合を勉強するのだ。
薬場の場合教科書を貰えたり薬場で働いている僧侶の人からの教えもある。
「推薦なんて良いの?」
俺はそう聞いた。
「まぁ、普通はありえないんじゃがアタシの勘ではコハクは独学をさせるのが勿体無い存在だと言っている」
「シン婆の勘なら当たるから良いか」
さっきから勘って言ってるけどシン婆の勘ってそんなに凄いのか?
「ならギルドの登録をせんとな」
シン婆は奥で準備をしていた。そして戻ってきた。
「これが薬場ギルドのカードじゃ」
見ると何故かDランクだった
「何でDランクなの?」
普通はGランクからだ。それは推薦でも殆ど変わらない。
「光癒ポーションプラスを40本も作ってまだ若いんじゃ、これからの期待も込めてこのランクにしたんじゃ」
「これからも薬場をひいきになぁ」
父と一緒に薬場を去るとシン婆がそう言ってくれた。
「まだお昼過ぎだがどうする?」
「姉貴との勝負もあるから魔法の練習する為に勉強したいな」
俺は夕方からの姉との勝負の為に帰る事を選択した。それに父は賛成し帰ることになった。
そしてこの勝負でゴールドフェンリルの本当の
力を知る事になる……
〜〜説明〜〜
お金の価値をもう一度書きます。
銀貨=10円
大銀貨=100円
白銀貨=1000円
金貨=1万円
大金貨=10万円
白金貨=100万円
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