親しき仲にも

 今回は、うちの母の話をしようと思います。

 その前に、ちょっとだけ重めの話なので、苦手な方は、回れ右でお願いします。


 それでは、仕切り直して、母の話をはじめようと思います。


 母は無神経むしんけいで色々と失礼しつれいな人なのですが、まあ、ウン十年も一緒いっしょにいるとなれてきます。


 それでも、「ん?」となることがありました。


 私はなかなか子宝こだからめぐまれず、高齢こうれいでやっと子どもをさずかったのですが、悲しいことに流産りゅうざんをしてしまいました。


 ショックでむすめに、母のかけた言葉がすごかった。


「楽しみにしてたのに。なんでダメになったの? 無理むりしたんじゃないの? なにもなくてダメになるはずないでしょ」


 なれてますからね、きずつきはしませんよ?

 でも、いつまでも覚えているくらいにはにもっています。

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