意趣返し
「とにかく私は甲府駅に向かいます。鳥刑事は鑑識に回りました。柴門刑事は引き続き現場です」
篠崎刑事の電話の相手はもちろん渡警部だ。
「よしんば切符が見つかって、駅員に面通ししてそれが西村警部に間違いなかったとしても、それは、その時間に西村警部が甲府駅に居た言う証明にしかならない」
「甲府駅から特急を使ってとんぼ返りで新宿駅に戻って犯行を行う事は十分可能です。しかしそれを証明するには証拠不十分です」
「そこだよ! 西村警部はご自分の娘が殺された意趣返しを我々“支店”に対しても行っているんじゃないかな」
「はい……」
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