Necromancer's Mother Print(ネクロマンサーズ・マザープリント)

幕間4 タイトル：経過メモ

暗がり、スマホの光に照らされたメモアプリ。

【2-D オオイシ ヒヨリ】

<経過メモ>

　人形A-003の誘導から集団無視に発展済み

　人形C-012とチャットやり取り継続中

　依存形態保存中

　素材化実行可能

・オオイシ ヒヨリについて

　幼くして父親を事故で亡くし、母子家庭で育つ。母親は娘を育てるために夜遅くまで働き、ストレスから娘に当たることもしばしばあり。

　最近母親に恋人ができている。どうやらホストのような男で、最近は娘のことを隠そうとしている模様。最近やたら帰り時間を気にしたり、休みの日に家を追い出すことが多くなったことをC-012のチャットにて確認。

　おそらく娘がいると分かれば、恋人が離れていくのではないかと危惧していると思われる。

<実行手順>
　C-012からのチャット停止と無視を開始(済)
　移動教室授業時に、対象の弁当に抗うつ剤の粉末を投入開始

　副作用発生後、保健室へ誘導(授業確認)

　直接対応・最悪の場合、その場で処置

【ヤジマ キョウコ】

<経過メモ>

　同クラスのカワサキ リュウジとの交際は継続中

　人形B-004による浮気工作進行中

　同時に実行中のヤジマとの関係値を深めつつ、実行可能状態に移行中

　素材化実行可能（要注意）

・ヤジマ キョウコについて

　カワサキ リュウジと交際は4月中旬から開始。

　信頼関係がまだ構築されきる前に、B-004による浮気工作を開始している。

　カワサキ リュウジは中学の頃から短期間で複数の恋人を作っているが、高校になってからはヤジマが初の恋人である。

　B-004とのやり取りで、1年の間はサッカー部で彼女を作る余裕がなかったと確認。

　現在は2年になり、ある程度サッカー部での地位を獲得したと思われる。

　一方ヤジマはカワサキが初めての恋人。カワサキに対して好意を寄せているのは確かだが、まだその気持ちを持て余しているようで、B-004に相談することもしばしば。

　また相談相手になるような友達は、今のところ確認できていない。

<実行手順>
　B-004を使い、カワサキを誘い出す。
　時間差でヤジマも同じ場所に誘導
　カワサキの行動に留意しつつ、B-004から積極的なアプローチを開始

　ヤジマに目撃させ、カワサキとの関係を破綻
　その後、対象を追跡後、処置

（タイミングは放課後が望ましい）

【クラモチ マイナ】

<経過メモ>

　隔週水曜日に、ライブハウスにてライブ活動中

　バンドメンバーなし

　交友関係もほとんどなし

　ライブハウス帰り、一人になる時間あり（ルート確認済み）

　素材化実行条件付き可能

・クラモチ マイナについて

　クラモチの家庭は、両親ともに敏腕な弁護士であり、クラモチはかなりの英才教育を受けていたと思われる。

　しかしクラモチ自身の将来の夢はミュージシャンであり、隔週でライブをするあたり、かなり本気度は高め。

　夜、帰りが遅くなることが多いことから、親にはその夢が歓迎されていない。交友関係も浅く、特定の人物と仲良くなることがない一匹狼気質なので、人形をつける必要がないと判断。

<実行手順>

　ライブハウス帰り、一人になる時間を狙う
　ルート上で待ち伏せを行い、そのまま誘拐

　連絡なしだと両親から警察に連絡が向かう恐れあり。誘拐後は速やかに処置が望ましい

　リスクが高めなので、もう少し確実な策を講じたい。

【ナカニシ カホ】

<経過メモ>

　不定期なタイミングで援助交際を継続しているのを確認（ただし特定の相手はいない模様）
　援助交際には複数のアプリを利用している

　援助交際は本人の気分で行なっており、現在人形A-004に同様アプリで調査活動中

　素材化実行不可

・ナカニシ カホについて

　制服のアレンジや化粧にもこだわりのある、クラス内でも影響のある生徒。

　男子からの人気も高いが、学内の生徒を下に見ている傾向があり、告白されても誰とも付き合っていない。

　人肌寂しくなったタイミングで、援助交際を行い、お金を稼ぎつつ自分磨きを行なっている。

　両親は放任主義で、援助交際の事実などは知らないため、うまく利用すれば素材化や実験の時間を十分に確保できると思われる。

　人形にすればA番間違いなく、今後の活動に幅も出るため何としても確保したいが、まだ人間関係や影響力の予測が十分ではないため慎重に事を運ぶべき

<実行手順>

(未入力)