①-①
「犯人はお前だ、坊主野郎!」
僕が人差し指をびしっと向けると、坊主の男子は激しく首を横に振った。
「な、なんで俺が?」
「なんとなくだ!」
すぐに生徒会長が補足をしてきた。
「彼はついさっきまで職員室に呼び出されていたようだ。とてもじゃないが、犯行に及ぶ時間がないだろう」
そういうことは先にいっておいて欲しいものだ。となると――。
犯人は――
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「黒髪の男子」 → ①-③へ
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