第2話

「あの悠馬さんと付き合うなんて、もっと殺伐とするかと思ったけど、、、それどころか悠馬さんも刺々しさが無くなって穏やかだし。2人、凄くお似合いだよ。」




敬太に言われ、恥ずかしいような嬉しいような。




「そうかな、、、?あたし的には、周りが悠馬さんを誤解してると思うんだよね。」




「誤解?」




「うん。それはまぁ、悠馬さんがそう見せてたってのもあるんだろうけど、全然冷たい人じゃないよ。むしろかなり面倒見が良いというか、周りのこと大切にする人だと思う。」





「うん、なんかそんな感じ。2人が付き合ってすぐ悠馬さんにメシ誘われたって話したじゃん。実はあの時マジでビビってたんだ。憧れてはいるけど、キレたらマジでヤバいし、ハナちゃんのことで殴られんじゃないかってさ。」




「え?そうなの?」




「そう。でもさ、まさかあんな風に悠馬さんの心の内を聞けるとは思わなかった。殴られる事はあっても、謝られるなんてマジで思ってもなかったよ。」

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