仮タイトル:戦場で死んだはずの侍、目を覚ませば「だんじょん」とやらに居る。バズ? よくわからんが剣を見たいと言うなら好きにするがいい……~ダンジョン侍推して参る!~

 ◆ダンジョンものを考えていた時の没案


 ◆ダンジョン配信世界観にお侍さんが転移してきて無双する話。


 ◆以下走り書きプロット

 ①戦国時代からタイムスリップしてきた死にたがりの侍が

 ②現代ダンジョンで頑張る女の子たちや生きる人間立ちを見て

 ③自分の生を生きてみようと思いなおす話。


 主題:ダンジョン配信環境下で尭明連九朗が生きることに意味を見出していく。


 菅名連九朗れんくろう尭明ぎょうめい(すがなれんくろうぎょうめい)


 身長180センチ、すらりとした若侍。愛刀三世さんぜ烏丸からすまるを振るい、現代の配信ダンジョンを走り抜ける。


 おれは物心ついたころから、どうしようもないほどの死にたいという欲求を抱えていた。理由はおそらくない。生来陰気なタチであったから、友達も少なく、女受けも悪かった。だがそれらは決定的に死にたい理由ではなかった。


 ただただ、わけもなく生きることに倦んでいた。

 そんな己にも一つだけ才があった。皮肉にも武士としては褒められるべき、剣の才だった。連九朗は剣の道に進むが、死にたい欲求は薄れない。その割に、いざ死地に立つと身体が勝手に動くのだ。


 青年期に達した連九朗は戦場を渡り歩く。どこかに自分を殺してくれる者はいないかと。だが、連九朗は強かった。見渡す限り死体が転がる戦場で、無傷なものはただ一人。すべての人間を切り倒して思った。


「嗚呼、己はきっと永遠に死ねぬのだな、と」


 時は廻りて、現代。

 気が付くと連九朗は現代ダンジョンの奥地にて復活を遂げていた。


 振り返ると女が二人。驚きの目で連九朗を見ている。その対面、自分を挟んでいるのは異形の獣だった。何だコイツは。連九朗は、女が持つ刀をつかみ、一刀のもとにそれを斬り伏せた。


 女たちがしゃべる。


「か、刀からお侍さんが出て来たぁ!」


 ……どういうことだ?


 謎:連九朗はなぜタイムスリップした?

 謎:連九朗どうなった? どうやって死んだ?

 謎:殺されたのだとしたら、誰に殺されたのだろうか……。



 セリフ

「ああ、死にたい。死にたいなぁ……」


 藍沢わかな(あいざわ・わかな)

 おどおどビクビクの25歳の元OL。長い長髪で半分顔が隠れている。親の残した多額の借金を返すために迷宮配信者になったが、逃げまわるだけで底辺配信者に甘んじていた。菅名流剣術道場の跡取り娘。剣の腕はそこそこだが、覇気がなく実戦になると腰が引けてしまう。尭明の愛刀、弓削ゆげ丸を所持していた。




 突然現れた尭明に困惑しつつも、自分たちを守ってくれる存在であることを理解し、頼るようになる。お祖母ちゃん子であり、尭明さまが守ってくれるよというお祖母ちゃんの言葉を信じている。


 春日野誉(かすがの・ほまれ)

 若菜と共に組んで迷宮配信者をやっていたJK。わかなの従妹に当たり、尭明とも血縁関係がある。若菜と正反対の性格で明るいギャル。迷宮配信者としての役割はカメラマン及び、解説役。おちゃらけた性格かと思いきや、若菜のことを誰よりも大切に考えている。


 霊魂を集める力がある。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る