ド下手なカレンでさえ胸に滲みる
所詮、女と言うのはこういうものなのだ。
でも男だってそう!
見目麗しければ、胸が豊かなら
目が行く。
口でならいくらでもキレイ事は言える。
オレが
もう中三なんだし、いい加減“厨二”は卒業しなきゃ!
『洋輔! フロ空いたぞ!』
オヤジの大好きな大滝詠一さんの『カレン』の唄を調子っぱずれに歌われて、オレのセンチメンタリズムは台無しだ。
それでも……オレの耳にもタコの“その唄”がお風呂場のエコー効果か、頭の中で鳴り響いて……
あの唄に照らし合わせたような妄想を作り出す。
まだまだ厨二から抜け出てないなと、オレは浸かっているお湯でジャバジャバ顔を洗った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます