第14話
―――――23時。
(ドアをノックする音)
「ちーたん。」
「どうぞ。」
僕は千紗のベットに潜り込んだ。
「喧嘩でもした?」
「違う。」
「寂しくなっちゃった?」
「…うん。」
僕は千紗の胸まで下がって包み込まれに行った。
―――――――――30分後…。
『流星は?』
ミリヤから千紗にメッセージが来た。
『今寝たとこ。』
『ごめんね。止めたんだけど。聞かなくて。』
『ミリヤに母親役はさせたくなかったんじゃないかな?』
『気にしなくていいのに。』
『ごめんね。こっちこそ。』
『ううん、ありがとう。』
『寂しいよね、ミリヤも来る?』
直後千紗の部屋のドアが開いた。
僕は一番広い部屋を千紗の部屋にした。クイーンサイズのベットを置きたかったから。
千紗を真ん中にして川の字で寝れるように。
「ミリヤ、ごめんね。流星に厳しく出来ればいいんだけど、いざとなったら出来なくて。」
「いいよ。そうなったら隣に行くだけだから。」
「まぁね。」
「ママとは大丈夫?」
「うん、流星とおかげでね。今日も様子見てきた。」
「…ねぇ千紗。」
「ん?」
「流星耐えられるかな?」
「覚悟は出来てると思うよ。」
「でも不安定ではあるよね。」
「まぁね。でも傍にあたしもいるからさ。」
「千紗が居たら大丈夫かな。」
「…流星言わないけど、本当はお姉ちゃんの事結構好きだからさ。あたしほどじゃないけど。」
「わかる。」
――――――――――――。
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