第11話

――――――――瑞島行きのフェリー乗り場。


日に二本だけ出ている。

これを逃すと夜までない。


「もうそろそろ出ますよ。」

「…次にします。」



――――――――――――呼び出し音。


『流星、いまどこ?』

『フェリー乗り場。』

『もう乗る?』

『……まだ』

『あたしも行く。夜の便で行くなら一緒に行きたい。』

『ミリヤ……』



我慢していた涙が滝の如く溢れた。


『流星、大丈夫だよ。あたし行くから。』

『ごめん…ごめんミリヤ…』

『いいよ。今は私だから。』

『ミリヤ…』

『もう一時間もしたら着くから。中の待合所で待ってて。』

『わかった。』




―――――――――夕方五時。


ミリヤの姿が見えて駆け寄って抱きしめた。


「…ミリヤ」

「来たよ」


僕はそのままミリヤにキスした。


ちょっと大きめの唇が好き。


「流星、大好きだよ。」

「俺も好き。」


「…流星」

「ホテル、行かない?」

「したい?」

「したい。」



―――――――――近くのホテル。


持ってきた荷物をソファに置いて、部屋を真っ暗にした。


「ミリヤ、風呂溜めるか?」

「後でいい。」

「こっち来い。」


ミリヤの手を引いてベットまで行って押し倒した。


「ミリヤ…子供作ろ。子供作ってあの島で育てよう?」

「あたしはいいよ。」


「あとさ、俺、お前とのこれが一番好き。」

「どうして?」

「…世界で一番綺麗な人だから。」

「あんたのこれ、一番使いやすいからでしょ?」


ミリヤは僕の物を握っていた。


「…気持ちいい。ねぇもっと握って?」

「…好きだね。流星も。」

「…目隠しして?お前の上で扱かれたい」

「あれよかったの?」

「…嫌ならいい。」

「流星。あたししか出来ないことしてあげる。」

「お願いします…搾り取ってください…」

「一回しかしてないのにね、ハマっちゃったんだ?」


ミリヤを起こすと、服を全部脱がされて、下も出された。



「あたしに何して欲しいの?」

「お願いします…おもちゃにしてください。ミリヤ様に種付けさせてください…一番奥に種付けさせてください…一発で孕ませます…」


「…もう入れて」


ミリヤは僕にキスして舌を絡ませながら、わざと音を立てて煽ってきた。


もう片方の手で僕の首を引き付けて離さない。

僕は自分のを扱きながら少し手を止めてミリヤに触れた。


「ミリヤ、出そう…」

「流星、目隠ししたらすぐ出しちゃうよね。 」

「見てください…ミリヤの中、指で感じながら、ミリヤに触られて出したいです…」

「仕方ないな… いいよ?あたしもそれ好きだから」



僕はミリヤに抱き着いてわざと音を立てつつ、一番奥を指で押すと、ミリヤがさらに奥へ奥へと導く…

そのうちに声を上げて体を震わせた。


「凄い…綺麗…」


ミリヤは僕と二人きりの時はよくミニスカートを履く。

この日もそうだった。


僕は果てたばかりのミリヤに奥深くまで入れた。


「凄い…吹きそうなくらいぐちゃぐちゃ…」

「動かれたら噴きそう…」

「どっちでもいいや。頭真っ白にしてやる。ついでに孕ませてやるから。」


僕はゆっくり奥を刺激すると、

ミリヤは僕の下半身を引き付けてより快楽を求めた。そしてまた搾り取る様に声を上げて果てる。


「ミリヤ…種欲しいか?」

「欲しい。」


僕は激しく突き上げて、

また果てさせた後に、


「出すぞ!…種出すぞ!」と吐き出した。


でもいつも同様、一回じゃ終わらない。そのまま突き上げる…


そのうちまた射精感が来たので、


「ミリヤ…出すぞ」


僕はまた押し付けて押付けて、


「孕めよ…」と出した。



ミリヤは恍惚な顔をしていた。


「綺麗…ミリヤ、ダメだ。まだ出し足りない」


ミリヤを四つん這いにさせた、


ゆっくり…激しく…突き上げて先に果てさせてから出した。



僕は獣のようにそのまま続けた。




――――――――――――――――――。


「」



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