第4話

ある日の下校途中。


「ミリヤ…」

「どうした?」


僕は初めてミリヤを抱き寄せた。


「…したいの?」

「うん」


ミリヤに優しく唇を重ねた。


「…ダメだ、あたし間違いなくあんたが好き。」

「ごめん…」

「いいよ。わかっ…」


僕は初めて舌を入れた…。

ミリヤの柔らかい感覚が愛おしかった。


「当たりすぎ…」

「お前の舌ってこんな柔らかいんだな。」

「興奮する?」

「興奮するのが半分、好きだなって思うのが半分。」

「…ねぇ、あたしもしたい。」



数回ミリヤとは隠れてしていたがこんなにもお互いがしたいと思ったのは初めてだった。


僕らは初めて無人のホテルに入った。



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