27つ目の友情
「いいよ。」と二つ返事でOKすると、「ありがと!友陽とお泊まり会なんて幼稚園の時ぶり?」と笑う大地。
二人で一緒にお風呂に入って、布団を敷いた。彼にはお父さんの布団を貸しておいた。(ちなみに、お父さんは仕事が長引いたらしく帰ってこれなくなった。)
暗くなった部屋に僕たちの声だけが響く。「で、あの女の子は何者?」大地からの質問に「彼女は後悔ちゃん。僕の・・・友だち。」なんと紹介しようか迷ったが、友だちという言葉が一番無難だと思った。「友だち?にしては年齢が離れてるような。」そう聞かれ、返す言葉に悩む。「少なくとも、小学生ではないよね?」追加の質問に「うん。成人してるんだって。」と返すと、「えっ!?成人!?」と驚いた様子の大地。
「わかる。僕も最初聞いた時はびっくりした。」と笑いながら返す。「実年齢より若く見えるよね。子どもっぽいとかじゃなくて、なんていえばいいんだろう。」と言うと、「わかるよ。俺の初恋のあの子も俺より年上だったんだけど、たまに子どもっぽく見えることがあったからさ。」と微笑まれた。
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