22つ目の友情
下り坂で一歩を踏み出す度に、ランドセルの中の教科書たちや筆箱が音を立てる。足元にあった石ころが偶然靴にあたって、コンクリートの塀に当たる。ため息をひとつついて、ランドセルを背負い直してから、家まで全力疾走で坂を下った。
「やっほ〜!友陽!」家に着いて扉を開けようとすると、その前にいた
「友陽だけずるいぞ!『青春後悔』って書いてあるTシャツを着てるあたりはちょっとセンス疑うけど、顔とか全体的な雰囲気は悪くねぇじゃん!」そう言われ、思わず目を丸くする。え?大地にも後悔ちゃんが見える?何かの冗談か?
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