ななにちめ:きまずっ。
きまずっ。
ぼくは、すごい気まずい思いをしている。
友人が一人ぐらいしか居ないぼくに、こんな思いをする機会があるなんて、ちょっと新鮮…
だけど、ここまで苦しいとは思ってなかった。誰か助けて…
何でぼくが、この
ソレは、昨日の事件が原因。
あの時、ぼくからの連絡でお母さんが召喚された。テーブル破損だしね。仕方ないね。
どうやらナナたんの処遇は、一応厳重注意と弁償って感じで終わったらしい。
…厳重注意かぁ…注意で終わってない気がするんだよね…
ナナたんって身長とか、こういうゲームでキレて器物損壊を起こすとことかが、お母さんのファーストインプレッション的に、昔の幼馴染なんだよなぁ。
きっとお母さんも、あの子に煮え湯を飲まされた経験が脳の中でリフレインさせていたと思う。
ぼくが家へ連れて来るたんびに、お母さんがフライパンでぶっ飛ばしてたもんなぁ…
まぁナナたんの顔に、頭蓋骨が凹んだ跡がないから大丈夫か。
って、そんなことはどうでも良くて。
様子が色々おかしいんですよ。
まず、あの!ナナたんが!!
バーガーとポテトとクッキーシェイクを買って食べてる!!
その時点でもう普通じゃないよね。この七日の間ナゲット以外食ってるトコ見たことないのに。
それに、ナナたんが、コッチを見てる!!!
英作文してるぼくのことを、めっちゃ見てる!!!!
怖い…何も言われることなく、何もされることなく、ひたすら見つめられてるの怖い…
え?勉強してるのに、そんな事分かるのって?フフン。ぼくは感覚器官だけは優秀なんだ。ぼくの肌は紫外線、視線、雨、ブルーライト、如何なるものも感知するのだ!!!
今はその能力が発動してほしくなかったって思ってるけどね!!!
…テンションが、高くなってしまった。
特別なことが起こると、なんかばいぶすが上がっちゃうんだよなぁ。
「ジィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
「…」
「ムッムッムッムッムッムッムッムッム…」
「…」
「ポリポリポリポリポリポリポリポリ…」
「…」
「ジュゥ〜〜〜〜〜〜〜〜…」
「…」
…今日は、ずっとこの調子だった。
自己ノルマ達成できなかったの久しぶりだ…。いや、別にナナたんのせいだ〜なんてことは言わないけど。
伝えたいことがあったら伝えればいいじゃないと、ぼくは思いました。ハイ。
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