間話 残った者たちの秘密②
「ひっくっ…、ぅぅう…。」
泣きじゃくってたフェリシアがようやく落ち着いてきた。
「落ち着きましたか?
じゃあ話を進めますね。」
「だな、フェリシア破壊の神はいつ現れるかは予想は出来てるのか?」
泣かした張本人達はスルーをして話を進めようとする。
「少しは慰めてくれてもいいじゃない…。
…主神様もそこはわからないそうよ。
ただ、ここ数年以内なのは確実みたい。」
「数年ですか。
私たちが前回倒して500年以上経ってまたあれと戦うことになるとは思いませんでしたね。
今度も勝てる保証はないですがやるだけやりますか。」
「今日明日ってじゃないだけマシだぜ。
前回は運良く倒せたから良かったが今度も上手くいくとは限らないからな。」
2人して破壊の神の話をしているとフェリシアは顔をしかめていた。
「本当に2人には感謝しているわ。
私たち神でさえ破壊の神は倒せなかった。
それに倒してしまったから呪いも受けてしまい、2人は不死になってしまったのよね。
死ねない辛さをずっと耐えさせてしまって本当にごめんなさい。」
フェリシア達、神でさえ倒せなかった神を倒した2人は代償を負ったのだ。
「確かに辛い人生だったですが、別れもあればいい出会いもあったのも確かですし、それに今ではロアスが居ますからね。
久しぶりに本当に楽しい時間を過ごせましたから、ロアスには本当に感謝です。」
「そうだな、ロアスのおかげで俺たちのつまらない人生が楽しい事に変わったんだ。
久しぶりに子育て出来て本当に嬉しかったし俺たちの力を受け継がすことも出来た。
そんなロアスにあんなやつとの戦いに巻き込むわけに行かねぇよ。
ロアスにはあいつと関わらず生きて欲しいからな!」
2人のロアスに対する気持ちを聞いたフェリシアは、
「本当に大事な子なのね。
まぁ私もあの子に幸せになって欲しいから破壊の神とは関わらせたくないわね。」
そう言うのだった。
「そういえばあなた達のステータスは今はどうなってるの?
あの頃よりは確実に増えてはいるだろうし、ロアスちゃんにも頑なに見せなかったんでしょ?」
2人のステータスが気になったフェリシアは聞いてみた。
「結構増えてますよ。
ロアスに見せなかったのは称号とか呪いを見せたくなかったからですね。」
「それな!
ロアスに見せたくないし、知られたくないからな!
ロアスには俺たちが500年生きてる理由を、異世界人はこっちの世界の人とは寿命が違うって言って納得させといた!笑」
フェリシアはそれを聞いて苦笑した。
ロアスならきっと受け入れていたと思うからだ。
「じゃあ、私がするわね!
ステータス·オープン!」
レンとシンヤ2人のステータスが目の前に現れた、
それを見たフェリシアは絶句した。
「な……なんなのこれは?」
=ステータス=
名前:レン・スザク・タクエ
年齢:523歳
種族:異世界人
称号:異世界を渡りし者、オタク、苦難を乗り越えし者、女泣かせ、女性キラー、魔法を極めし者、脳筋、同族殺し、神殺し、大英雄、不死の呪い、魔道具を極めし者、魔帝、魔導国家スザク 元国王、全てのステータスをカンストせし者
職業:魔道士
サブ職業:大英雄
LV:999
HP:999999999/999999999
MP:999999999/999999999
STR:999999999
DEX:999999999
VIT:999999999
AGI:999999999
INT:999999999
MND:999999999
LUK:999999999
スキル:独創魔法、付与〔神〕、限界突破〔神〕、鑑定〔神〕、全魔法〔神〕、身体強化〔神〕、魔力回復〔神〕、全掌握、心杖〔神〕、全耐性無効、地形耐性無効
==============
=ステータス=
名前:シンヤ・ゲンブ・ジッチャク
年齢:523歳
種族:異世界人
称号:異世界を渡りし者、脳筋、苦難を乗り越えし者、人たらし、年上キラー、年下キラー、王族キラー、暗殺を極めし者、同族殺し、神殺し、大英雄、不死の呪い、武を極めし者、武帝、武王国家ゲンブ 元国王、全てのステータスをカンストせし者
職業:暗殺者
サブ職業:大英雄
LV:999
HP:999999999/999999999
MP:999999999/999999999
STR:999999999
DEX:999999999
VIT:999999999
AGI:999999999
INT:999999999
MND:999999999
LUK:999999999
スキル:暗殺術〔神〕、武術〔神〕、限界突破〔神〕、鑑定〔神〕、暗殺魔法〔神〕、身体強化〔神〕、体力回復〔神〕、全掌握、心剣〔神〕、全耐性無効、地形耐性無効
==============
まさに規格外である。
開いた口が塞がらないフェリシアはステータスのカンストなど聞いたとも見たこともない為、目の前のことが到底信じられなかった。
他の神に聞いても同じだろう。
下手な神より強くなってる者が2人もいる。
神とはいったい何なのかこの2人がもう神の領域とかではない別次元だった。
だが2人の感想は、
「称号見るだけで鬱になりそうだ…。」
「本当にその通りです…。」
「いやいや!ステータスカンストって何なのよ!!!
聞いたことないわよ!!!!
それに〔極〕とかの部分が〔神〕って何???
神より強くなるとかあなた達なんなの?!?!?!」
レンとシンヤは目を合わせ、
「「異世界人だ!(ですよ。)」」
普通に答える2人。
フェリシアは頭痛がしてきた、神と女神にステータスは神故に存在しないが、もしステータスが存在したら間違いなくフェリシアより強いだろう。
いや神の領域にいるどの神より強いかもしれない。
「まったく信じられない2人ね…。
…そこまでしないと破壊の紙には勝てないの?」
2人の異常なステータスを見てふとそんなことが過ぎったフェリシアは聞いてみた。
「これでも多分負ける要因は有り得ますね。
それほどの強さでした。」
「そうだな、実際戦ったからわかるがこれでもまだ不安なんだぜ。
あいつには得体もしれない物がある、それで負けることだって有り得るさ。」
2人の感想にここまでする理由に納得する。
あの神は文字通り別の次元に存在し ているイレギュラーな神だ。
「そのステータスでも不安なら巻き込みたくないのは納得だわ。
ロアスちゃんには機会があれば会えるし、どうしても会いたくなったら、上から探してすぐに会いに行けばいいからね!」
「それがいいぜ!フェリシア!」
「そうしてください。」
「ゴッちんが帰り次第、説明して私たちも旅に出ます。
フェリシアも何かわかれば連絡してください。」
「頼むぜフェリシア!!」
「わかったわよ!
その代わり今日はとことん付き合って!
なんだか…もう…疲れちゃった。」
「わかりました。
とことん付き合います。」
「朝まででも付き合うぜ!」
そうして3人は本当に朝まで語り合い飲んだのであった。
____________
どうも作者のGGです!
間話書いて見ましたがどうでしたか?
レンとシンヤのステータスはカンストしています!
それでも強いかもしれない破壊の神とはいったいどれだけ強いやら…
次からは第2章になります!
ロアスの活躍をお楽しみに!
応援いつもありがとうございます!
作者の励みになってます!
本当にいつも皆さんありがとうございます!
よければ☆などの評価も頂けたら幸いです!
朝8時と夜20時の2回投稿してます!
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