第9話 ロアスの為に
「ロアス坊っちゃまの身体作り変えとはどういうことでしょうか?
それはかなり危険を伴うことのはずなのでやるべきではないと、進言させて頂きます。」
ゴッちんがロアスの生命の危険があるならやって欲しくないと伝えると、
「それがですね。
昨日あなたが逃げたあとに色々ありましてロアスの気持ちを尊重したいと思いシンヤと話し合って、ロアスの身体を作り変えを提案をしロアスがそれをやることにしたのでその準備を万全にしようという話を今しようとしてたんですよ。」
レンが流れを軽く説明した。
「ゴッちんあのね?
ちょっと聞いて欲しいんだけど。」
ロアスは昨日何があったか話した。
自分の気持ち、それにそれを聞いた2人が自分のわがままを叶えるためにしようとする方法も含めてすべて話した。
「なるほど…そういうことだったんですね。
確かに始皇種は他のモンスターたちと違い桁外れな力があります。
身体を作り変えは可能かもしれませんね。
ですがロアス坊っちゃまは8歳の子供ですからその方法やったとしても今の状態なら無理なのではありませんか?
それに今の段階でもお2人のしご…いえ訓練のおかげで、この付近の中級モンスターぐらいなら倒せる力はあるのでこのまま順調に行けばそこら辺にいる者共より強くなれるのでは?」
ゴッちんは客観的な評価で何も危険なのことをしなくても今の段階でもロアスは本当に8歳とは思えないぐらい強いのである。
一般的な子供はわからいがチートな2人に育てられたのらそこは大きなアドバンテージがあって当たり前なのであろう。
ただ訓練は些か「それ酷くない?」と思えるぐらいハードはことをしているので、そりゃ強くなるはずた。
「ゴッちん今しごきって言ったか?」
シンヤはゴッちんの失言を聞き流さなかった。
「いッ…いえ、
そのようなこと言ってもいませんし思いもしてません。」
シンヤの言葉にビクってしながら滝のように冷や汗を流すゴッちんである。
「まぁそこはいいじゃないですか。
確かに訓練は普通より厳しくしてはいるのは事実なのは間違いありません。
ロアスの今の実力は中級冒険者ぐらいはありますからね。
8歳でその実力は多分周りから見れば異常なのかもしれません。
ロアス今の段階でも結構強いのは間違いありません。
このまま訓練をすれば上級冒険者AかSランクに届くぐらいの実力にすることが出来ます。
それでも身体の作り変えをやりますか?」
レンがそうロアスに問うと、
シンヤもまた、
「そうだな。
ロアスはレンの考えた訓練で魔法の実力はあるし、それに俺の技術も覚えて魔法と体術両方使えるオールラウンダーになりつつあるからな。
へたな冒険者や騎士団の連中より強いだろうぜ。
それ以上求めるのはやはり危険だろうな。」
そう言うのであった。
「…そうですね。
正直僕がそこまで強いとは思いませんが、作り変えをやるという気持ちは変わりません。
昨日も言いましたがやはり父様と父ちゃんの子供だと胸をはって言いたいですし、それに魔法と技術で繋がりを感じたというのは僕のわがままだったかもしれません。
それに…、
それにですね、僕が住んでいた村は2人の話によれば魔怪獣に襲われて壊滅したんですよね?
今でもそう言うモンスターで溢れ僕みたいな子が産まれるかも知れないじゃないですか。
そんな事がないように僕はいずれ冒険者になり退治をしていきたいと思ってました。
父様と父ちゃんの力を周りの人達に凄いんだぞって広めたいって考えてもいたんですが、そうしなくても2人は有名どころか知らない人はいなそうですよね!笑
僕がそうしたいと思っているのでその意思は変えません!
今はさらに目標が出来ましたよ!
1人でも多くの人を救っていきたい!
これも新しい僕の目標です!」
覚悟を決めるのである。
その顔は幼く可愛いらしさもあるが覚悟を決めた男の顔であった。
「本当にいい子に育ちましたね。」
「だな。
それにロアス、別に魔法とか技術がなくても俺たちの息子であることは変わりはないんだからな?」
2人はそうロアスに言った。
ロアスはその言葉がとても嬉しかった。
ズっ…ズビッ、ぐっ!
ふと変な音がしてその音の方を見てみると。
「ロっ…ロアス坊っちゃま…。
ズビッ
立派に、ズっ…本当に立派になられて、ズズズー。」
まさかのゴッちんが号泣である。
「ゴッちんどうしたの?!
泣きすぎだよー!!」
これにはロアスはびっくりだった。
ちなみにレンとシンヤは話してる最中ゴッちんのことは視界に入ってたので号泣してるのは見えてたがスルーしてた。
「ゴッちんはロアスの話を聞いてる最中に泣いてましたよ?
まぁそれはそれとして、ロアス明日から訓練をもっと厳しくします。
始皇石を使っても耐えれるように身体を鍛えます。
それに魔力の底上げも出来るだけやっていくのでこれから辛いかもしれませんが、頑張っていきましょうね?
恐らく何年かがかるかもですが。」
「そうだな訓練頑張っていこうな!
俺も協力するから!」
「わかりました!
よろしくお願いします!」
そう3人は笑顔で言った。
「えっ?
あのしごきを更にするんですか?」
ゴッちんは気が気ではなかった。
______
どうも作者のG.Gです!
これからのロアスは特訓地獄ですね泣
皆さんいつも読んでくださりありがとうございます!
これからも頑張って書いていきますので応援よろしくお願いします!
★なども頂けたら励みになります!
朝8時の予約投稿ミスしてて慌てて出しました。
すみませんでした。
次は夜の20時に投稿します!
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