転生チートのせいで 俺は穏やかに生きれない

プロローグ

　あれ？

　ここはどこだ？

　まさか俺、死んだのか？

　たしか赤信号で待ってて、、、

「はい、飲酒運転の車が突っ込んできて死にました！」

　そうなのか、、、

　ってあんた誰なん！？

「女神のセレスです！」

　へぇ～

　そうなのか

「あれれ？びっくりするかと思ってました！」

　うん、俺もそう思ってた、、、

　でも、何故か不思議と納得してしまう

　その雰囲気のせいなのかな?

「びっくりする顔が見れなくて残念です～」

　、、、嘘だろ！？女神様って存在するんだ！？

「もう、遅いですよ！

　でも、お心遣いありがとうございます！」

　おう！

　んじゃ、そろそろ本題に入ってもらってもいいか？

　こんなとこに呼んだんだから、何か用があるんでしょ？

「ええ、では率直に申します。

　あなたを、、、黒宮 莉音（くろみや りおん）様を異世界に転生させます！！！」

　なんで？

「本当にすみません！

　実はあの交通事故、私の手違いで起こしちゃったもので、、、

　本当なら今、あなたは元気いっぱいで生きてます！

　高校2年生という若く未来ある命を奪ってしまったのですから、そのお詫びです」

　なるほど

「もちろん、転生系のお約束、転生チートも差し上げます！」

　ていうか、なんで転生させますって決定してんだ？

　俺には拒否権って物はないのか？

「あるにはあるんですけど、、、

　拒否されると私が上に起こられてしまうのです！

　なので、私が与えません！」

　バカたれ

　まあ拒否する気は無いから別にいいけど

　というか、神ってそんな上司と部下みたいな感じなん？

　もう一種の企業やん

　まあいいや

　転生してやる！

　穏やかなスローライフを満喫してみたい！

「では、異世界をお楽しみください！」