第50話 生成AIの考える「ヘクトアダーのたおしかた」
バノ「ロリアムジアがAIの話をしていったようだね。ということで、生成AIの考える『ヘクトアダーのたおしかた』とはどんなものだろう?」
アスミチ「いい考えだったら、本編が楽になるかも!」
パルミ「アスっち~、それはダメっしょ、近世界にはAIないし」
ウイン「そうだね。でもまた違う戦い方があるのかもしれない」
トキト「(知りたいよな!)」
カヒ「あっ、トキトからも思念が届いたね。トキトも聞いてみたいんだね」
バノ「ChatGPT にオーダーしてみたよ。AIの小説では、どうなるのだろう」
アスミチ「オーダーの内容ってどうなってるのかな?」
バノ「以下の人物たちがファンタジー世界のオアシスで六十メートルもある大蛇ヘクトアダーと戦います。逃げるか、隠れるか、戦って勝つかして、数時間を生き残らなければなりません。(1)逃げて成功(2)隠れて成功(3)戦って失敗(4)戦って勝利の4つのパターンであらすじを考えて」
※ ※ ※
以下に、各パターンごとのあらすじを提案します。
1. 逃げて成功
大蛇ヘクトアダーに気づかれた一行は、即座に撤退を決断する。しかし、芝桜ウインの足の状態が足かせとなり、庵小柄トキトが彼女を背負うことに。パルミの計算力が逃走経路の選定に貢献し、アスミチは「アルティメット人間」の知識を引き合いに出して皆を鼓舞する。一行が岩場に隠れようとする直前、大蛇が追い付いてくるが、デンテファーグが囮になって注意を引くことで、時間を稼ぐことに成功。最終的に、一行は砂嵐の中へ逃げ込み、姿を消す。ウインは「みんなのおかげで、まだ生きてる」と感謝し、チームの絆が深まる。
2. 隠れて成功
オアシスの岩陰に身を潜めることを選んだ一行。ヘクトアダーの動きを静かに見守りながら、わずかな食料と水を分け合う。アスミチが周囲の地形を観察し、「アルティメット人間の隠密術」を参考に隠れる方法を提案。パルミは算数の知識を応用し、大蛇が一定のパターンで動いていることを推測。トキトとカヒが協力して音を立てないように周囲の砂を整備し、デンテファーグは大蛇の注意を引きつける偽の足跡を作る。数時間後、大蛇が別の方向に去るのを確認して、一行はほっと胸をなでおろす。ウインが「私、もっとみんなの役に立ちたい」とつぶやき、次なる困難に向けて決意を新たにする。
3. 戦って失敗
トキトの「俺たちで倒そう!」という向こう見ずな提案に乗せられ、一行は戦いを挑む。パルミが機転を利かせて作った罠に大蛇の尾が引っかかり、カヒとアスミチが木の棒で必死に攻撃するが、効果は薄い。デンテファーグが果敢に挑むも、大蛇の反撃を受けて吹き飛ばされる。ウインが必死で「逃げて!」と叫び、一行は仕方なく撤退することに。一部の荷物を失い、負傷者も出る中、一行は厳しい現実を痛感しながらも、大蛇の猛威に再び立ち向かう決意を固める。ウインは「私も戦えるようにならないと」と涙ながらに誓う。
4. 戦って勝利
デンテファーグがリーダーシップを発揮し、一行に指示を出す。「一人一人が得意なことを活かすんだ!」という声に応え、パルミが算数を駆使して罠の位置を計算。トキトが木を切り出して槍を作り、カヒがオアシスの水を使って滑りやすい地面を用意。アスミチは特撮ヒーローの戦術をもとに皆を鼓舞し、ウインが最後の一撃をデンテファーグに託す。デンテファーグの槍がヘクトアダーの弱点である目を貫き、大蛇は絶命。一行は傷つきながらも勝利を祝う。ウインは「次も絶対、生き残る!」と強い意志を見せる。
必要に応じて、各シーンの詳細を膨らませていくことができます。どのパターンがお好みですか?
※ ※ ※
トキト「(なんか……ヘクトアダーが弱いな……)」
ウイン「まあ、まあ。AIちゃんも六十メートルの大蛇としか情報を持ってないわけだから」
パルミ「いんや、ウインちゃん。六十メートルの大蛇ってだけでもっと手強いと思うわ」
アスミチ「アルティメット人間の隠密術……そんなのが使えたらなあ」
カヒ「六十メートルのヘクトアダーを滑らせる地面を作れたらなあ」
バノ「とまあ、こんな感じだ。AI主体では戦いの場面を描くのも、現時点では無理がある気がするね」
トキト「(そうだな。俺たちはAIに頼らずに戦うしかねえよな)」
カヒ「いいところは、全員の強みを活かしてシーンを作ってくれていることだよね」
パルミ「あたしが算数の計算でアダーの動きを読んで、罠を作るのかー。算数たぶんあんまり関係なくね?」
バノ「もしもこれを下敷きにして小説を書くとしたら、そこを人間らしい発想で補うといいのかもしれないね。パルミがたとえば罠に必要な直角を作るとかさ」
パルミ「あ、そんならできるよ。ロープをこう、腕で、いち、に、さんって長さを取るっしょ。そのつぎは四、最後に五の長さにする。三、四、五の長さのロープをぴーんと張ると直角ができる。バノっち、それを言いたかったんっしょ?」
バノ「そうそう、そうすることがなぜ必要か、とか、考える種になってくれそうじゃないか?」
ウイン「なるほどねー。このままでは変なところが多いけど、だから考える元になってくれるのかもしれないんだ」
アスミチ「じっさいに2024年の時点でそうやって小説を書いている人もいるのかな?」
バノ「どうだろうね。英作文の添削に使う大学生がいるようだから、文章整形程度に使うなら役に立つだろう。が、アイディア出しのようなメインの部分に使って効率が上がるかは、まだ疑問だ。使いようではできるのかもしれないが……」
カヒ「そっかあ。でもAIが書くとこうなるんだってわかったのはおもしろかったよ!」
ウイン「そうだよね、カヒ。見方によっては人間と比べることができるようになったから進歩だ、って言えるかもしれないよ」
アスミチ「なるほどね、生成AI技術が出回り始めてまだ数年だし、2023年3月のGPT-4のリリースの前後くらいから、若者や一般の人にも広まってきた印象が強いよ。ウインの言う通り、進歩のとちゅうなんだよね」
パルミ「うちのマスター(作者)も、その直前くらいから触ってみたって言ってたんだっけ?」
バノ「そうらしいね。まだ二年間にも満たないが、初期のころと比べて違和感はかなり減っているようだよ」
カヒ「うん。意味がわかるもんね。変だと思うことも、人間でもわたしみたいな初心者だったらそう書いちゃうかもしれない、って思うようなことだったよ」
トキト「(俺も、なんとなく気持ちがリラックスできた。あっちに帰るよ)」
バノ「お疲れさま、トキト。本編ではたいへんな場面だが、AIが書いてくれた物語のように、生き残ろう」
トキト「(おう)」
(つづく)
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