一人がよかった

@eruno4

第1話

キーンコーンカーンコーン

みんなが席に着く、少し離れたところではまだクラスの陽キャが固まって騒いでいる

あぁ 本当にムカつく

僕らは、高校も最後の年にはいった。隣の奴は受験のために静かに勉強をして

あのうるさい奴らは、最後の思い出を作るためかずっとしゃべってばっかり

あの煩わしいものから逃げるために、ぼくは机に伏せ先生を待つ

ダッ ダッ ダッ

廊下を走る音がなり、すぐにドアが勢いよく開いた

うちのクラス担任が息を切らしながらも持っていた資料を教卓に置いて

「じゃあ 始めます!」

さっきまで息を切らしていたとは思えないほど元気な声で話し出す

「今日から皆さん最終学年です、節度を持ちつつ 最後の高校生活を楽しみましょう!!」

始業式を終えて、帰りのSHRをクラスで待っていると

陽キャ軍団から、とてつもなくでかい声が聞こえた

「えぇー!!アッキー、百合香と付き合うの!?」

「まぁ、な」

本当にうるさいし、とても不愉快だ

家に帰ってから僕は自分の部屋に静かに消える

「なんでだよ、明兄」

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