第4話 元気のない大学日本拳法

○ 元気がない。元気なのは戦争を煽る政治屋・警察屋・戦争屋だけ

  今大会の準々決勝・準決勝・決勝戦の2.5時間で感じたのはこれです。

  選手も審判も観客も、みんな元気がない、熱気がない、興奮がない。

  伸び伸びと自由で、やかましくて活気のある平飼いの鶏ではなく、ケージにおとなしく入っている鶏たちのようです。日本拳法というよりも、囲碁将棋の大会か。 


 試合コートと、仕切られた関係者の観戦コート、観客席、貴賓席、そして、天井桟敷という5つの空間が連動していない。それぞれ全く別の空間のようにばらばら。

  政治も社会もすべてが仮装パーティー(現実ではない仮想空間)である現代。そんな偽物・贋者ばかりによる三文芝居という今の日本で、せめて3時間、現実の人間の動き・声援・躍動というリアリティーを体験しに来ているというのに。


  「二階堂ドットコム」という在日韓国脳サイトで「2024年10月30日  もう日本はダメだな」という投稿文があり、25人の在日韓国脳的なコメントがありました。私は彼らの言う「訳のわからない理由」によって「日本はもうダメ」とは思いません。

  しかし、今回(2024年12月1日)の大学日本拳法人たちの元気の無さを見て「もしかすると・・・」と思いました。いままで実際に観覧させて戴いた2018年、2019年、2022年、2023年の府立(全日)に比べ、ぜんぜん元気がないと感じたからです。

  皮肉なことに、元気だったのは、「台湾有事」だのと戦争を煽る韓国脳国会議員ひとり。  日本拳法で、本気で殴り合うという戦いをしていれば元気になれるのに、戦闘機やミサイルで人殺しをするという戦争で元気になれというのか。    そのために、警察と自衛隊(軍隊)という暴力装置が、大会会場入り口で、戦争反対を弾圧する警察官と人殺しの専門家育成のための人員を募っていたのか。


○ 公務員拳法

  自分からリスクを冒して攻め込む、という戦いが見れなかった。

  自分のありったけのパフォーマンスを発揮するために3分間を使い切る、のではなく、とにかく失敗しないように、ポイントを取られないようにして、なんとか(つつがなく)3(2)分間を過ごそう。そういう姿勢ばかりが見えた。これじゃまるで公務員です。  特に、女子の試合はほぼそうでした。

  まあ、自分(たち)で楽しめばいいのでしょうが、あんな消極的というか、ほとんど「お見合い」状態で楽しいのだろうか。「ブン殴り合いができる」のが、日本拳法最大の楽しみだと思う、わたし個人の偏った考えなのか。


  もはや、こういう試合や選手のスピリットは見られなくなってしまったようです。

○ YouTube「2017全日本学生拳法個人選手権大会 女子の部準決勝戦 岡崎VS谷」  https://www.youtube.com/watch?v=O7kumnslLns


○ 2018 Kempo 第31回全日本拳法女子個人決勝戦 坂本佳乃子(立命館大学)vs谷南奈実(同志社大学) https://www.youtube.com/watch?v=DI-HxBtlxxg


○ YouTube「2019年 第32回 日本拳法東日本大学リーグ戦(女子)    【明治大学永岡里沙子-学連選抜高橋】  https://www.youtube.com/watch?v=zOGwTaiEymM


  辛うじて「元気があった」のは、相変わらずの「大商大ケンカ拳法」だけでした。


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