SF版孤独のグルメ?

 宇宙人(ロウ星人)とのファーストコンタクトから百年経った頃の物語。
人類はロウ星人のおかげで他の生物を傷つけることなく食事ができ、穏やかで幸福な生活が送れるようになったのだが、唯一ノスタルジーを拠り所にしている『塔郷都(とうきょうと)』に住む主人公は……。

 背徳感を抱えながら刺身を食べる様子が上手に表現されていて、とても美味しそうです!ドラマの「孤独のグルメ」を思い出しました。
 食に対する本能には逆らえませんね。主人公の心の声が切々と訴えかけてきます。