彼女に浮気され振られた主人公が、美少女ヒロインの献身によって立ち直る──お手本のような恋愛系ざまぁではあるものの、本作品は一つ一つの要素の質が高い
最初期こそ荒削りだが、レビュー当時三十万文字弱の執筆経験によって文章力や描写力、構成力が目に見えて向上し、どこに出しても恥ずかしくないクオリティに仕上がっている
特に主人公の成長は目を見張るものがあり、レビュー当時の最新話では、既に相当頼もしい存在になっていた
肝心なざまぁの部分も、ほぼ空気の元カノはさておいて、間男は主人公たちに直接害を与えるタイプのクズなので、非常に花火の打ち上げ甲斐がある相手だ
クズが何かをするたびに主人公たちが結束し、成長していくので、あらゆる意味で滑稽でいい
レビュー者が三十万字弱を一気に読まされた本作、ひとたび読めば引き込まれること間違いなしだ
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