帰り道
志伊良さんといっしょに帰る。
家も、同じ方向だ。
中学からは、わりと、まっすぐな道。
「可愛い絵を描くんだね~」
って、志伊良さん。
「可愛い女の子のキャラ、好きだから」
って、答える。
☆
「中1の時、中学生絵画コンテストで金賞とったんだよ」
って、うちは志伊良さんに言ってみた。
「えーっ、すごいねー!どんな絵?」
「松山城と松山の街の風景画!」
「お城と街かあ!いいねー」
「沖縄も、いろんな絵を描けるから、面白そう」
「でしょー」
「志伊良さんの絵は、色彩豊かで、パワフルだよね」
「ありがとうー」
☆
「あ、じゃあ、あたしは、ここで曲がるから...」
って、志伊良さんは、まっすぐな道から、右側にそれて行った。
「あ、うちは、まだ、まっすぐ行くから」
「「じゃあね、また明日ね~」」
☆
「白熊さ~んっ!」
志伊良さんは、うちに向かって
タッタッタッタッターッ
て走って来た。
「どしたの?」
「白熊さんちまで、いっしょに行ってあげるー」
「いいのー?」
「うんっ!」
ふたりで、また、まっすぐな帰り道をいっしょに歩いて行く。
うちの家は、港のすぐ近く。
やがて、家のところまで来た。
「「じゃあね、また明日ね~」」
うちは中2 ヤッキムン @yakkimn
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。うちは中2の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます