文学フリマ東京に出店して
@pusuga
ビッグサイトでの文学フリマ東京
いつもであれば決意表明のレポートを投稿するのが恒例となっていますが、今回はしませんでした。
その理由①
合同及び自らが所属するサークル名義での出店であった為、自分の一存で目標や販売部数を公開するのは出来ず、許可が必要であった為。
その理由②
自分の新刊が無かった為。
その理由③
東京ビッグサイトに場所が変わり、情勢を予想するのが困難。販売二冊と惨敗したコミケのトラウマが発動し、今回大口を叩いて自爆する可能性に怯えてしまった為。
その理由④
もういいよ……
「毎回勝ち負けにこだわってなんなの?」
「過去3勝8敗1不戦敗でしょ? 相撲で言えば負け越し確定してるじゃん。プロ野球で言えば消化試合でしょ? そんなのどのメディアも報じないじゃん」
と言う、一部読者様の心の声が聞こえた様な気がした為。
その理由⑤
過去の数々の言動で、文学フリマ運営事務局から出入り禁止を通達されてしまうという夢を見て現実を直視し、真の反省猿と化した為。
このような理由で今回はSNSでも騒ぐ事なく、紳士を貫き最低限の宣伝で迎えた文学フリマ当日。
もちろん接客・ご挨拶時、不快な下ネタは封印し、明るく楽しい紳士的な対応を言い聞かせて、時間ギリギリでの会場入り。
遅刻に近い会場入りで合同の関係者の方々から大ブーイングの嵐にも関わらず、早々に以下の発言でドン引きさせてしまう。
事例①
本を立てて展示しようとし余った備品に設置させようとするも、サイズが合わず立たせる事が出来なかった。
関係者「あれ? 立たないよ? アハハ!」
私「女性から言われたら男性が一番辛い発言ですね」
スルーされた後
関係者「よく見たら、入らないから立たないんだね!」
私「公衆の面前で立たないとか、はいらないはどうなの?」
関係者「…………」
と、すぐに下ネタスキルを発動してしまった。
事例②
690円と言う私の本をお買い上げ頂いた際に……
私「◯◯さん、こちらの値段をお客様にお伝えして」と女性関係者に強要。
関係者「690円です!」
私「英語では?」
関係者「…………」
余談はここまでにしておきましょう。
前述の通り、今回文学フリマは東京流通センターから東京ビッグサイトへ会場が変更になりました。まだ行かれた事がない方に説明しますと、参加者が増え続けている為、単純に広い会場へ移動した――という認識でよいと思います。
当日は他にも大きなイベント(二次創作カップリングオンリー他)が開催されており、すでに駅からその界隈のお姉様達を中心に人がごった返していました。
そして開催された会場内は、かなりの人の多さ、熱気で大盛況でした。但し、歩行困難な年末のコミケほどではない感じです。
会場内は大きなL字の形でした。
入口はちょうど真ん中辺りで、少し観察しましたが、入場後は7割の方が左の方に向かって行ったのはなるほどと思いました。(日本は左側通行のため?)
ですので、混雑は左側のアルファベットの番号のブースの方が激しかったと思いますが、大きな差はなかったと思います。
通路は思ったより広く、その分出店者の机内側が狭かった印象です。
男女比は以前よりも格差は感じられませんでしたが、それでもよく見ると男性4女性6くらいだったと思います。
平均年齢は30〜40歳くらいかと思います。今までより少し若くなったかな? そんな印象です。
自ブース内の様子ですが、とにかく忙しかった印象です。合同及びサークルメンバーの知り合いや関係者の方々が多数来て頂いたので、活気がありました。座ってのんびり人の流れを観察すると言う時間は無かった様に感じました。時間経過体感値も一番早く、あっと言う間に「え? もうあと1時間?」そんな感じと言えば会場内の様子は伝わるでしょうか?
過去に数々の言動でドン引きの嵐を余儀なくさせてしまったサークルさんのところで、罪滅ぼしの意を含む店番をやらせて頂きました。ありがとうございました。
私のブースは端っこでかなり風通しが悪く暑さを感じましたが、店番させて頂いたサークルさんのブースは入口が近く、暑さは感じませんでした。
比較的疲れには強く、バタンキューする事はない自分ですが、帰宅後横になりすぐに眠ってしまい、再度起きてこれを書いています。楽しいイベントですが、同時にあれだけの人がいるだけで目には見えない疲労感も発生すると改めて感じました。地方から来場した方々は本当にお疲れ様でした。
そんな会場内ですので、小さなお子様連れの方はかなり少なかったです。私は以前から書いていますが、来場者は主婦の方々が多いので、小さなお子さんも来場し楽しめるような取り組みをすれば、もっと良いイベントになるかと思います。今回あるサークル様のスタンプラリーに参加し、チェックポイントをやらせて頂きました。その時に小さなお子さんが楽しそうにしてるのを見て、改めて感じました。
そしてそのスタンプラリーですが、チェックポイントとなる事で、必然的に会話が発生、新たな出会いが生まれました。主催者様がここまで想定してのイベントであればそれは感服、尊敬に値します。企画一つで大きく変わるのだと、良き勉強をさせて頂きました。
あと、これはどうでもいい事ですが、駅から会場入口までの間に文学フリマが開催してる旨の告知物がありませんでした。(私が見落とした可能性もありますが)実際、私も駅からの道中不安でした。そして会場入口から案の定、建物内別イベントの入口に行ってしまいました。会場外の案内係が少ないな……と言うのは正直感じました。それでも、あれだけの人間が集まり、特に大きな混乱やトラブルがなかったのは運営サイドの準備と努力の賜物でしょう。ありがとうございました。
今回、私自身の作品は一ケタの販売数でしたが、ブース全体では多くの販売をさせて頂きました。お買い上げ頂いた方々、本当にありがとうございます!
次回は再び合同で一月のもじのイチに出店、二月には文学フリマ広島、そして現在準備を進めている私が主催者となる恋愛小説作品関係のオンリーイベントが三月にあります。
バタバタした日が続きますが、皆様にご迷惑をおかけしないように頑張って行きたいと思います。
文学フリマ東京に出店して @pusuga
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