第7話
「どうだったの?真来ちゃんの初日は」
寧々がリビングのソファに座っている矢野の隣に座った。
矢野は柔らかな笑顔を浮かべた。
「良かったみたいね」
「彼はなかなかやるよ。お菓子の出し方を見てそう思った。お昼前には軽いもの、映画撮影の時にはガッツリ甘いもの、そして夜の収録の時には口当たりの良いものとちゃんと使い分けてた」
「へえー」
寧々は感心している。
「直樹もその辺はバッチリだったよ」
矢野は黙って寧々の髪に触れた。
「じゃあ、上手くやれそう?」
「そうだな」
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